ソニーのエントリー・デジタル一眼レフ「α100」。その後継製品となる「α200」が登場した(関連記事)。α100は、コニカミノルタ時代に開発された「αSweet DIGITAL」の面影を相当残していたが、α200では何が変わったのだろうか?
操作感は上位との共通性を意識
α100に比べ小型化と高感度撮影性能の向上を果たしたα200。発売当初から、ボディー単体で5万円台前半の値付けになっている店もあるほどハイコストパフォーマンスな製品だが、非常に堅実なつくりという印象を持った。
外観に関しては、ボディー上面にふたつあったダイヤルが左側ひとつだけとなった。この点は上位機種の「α700」と同様だ。ボディーの材質は表面にシボ加工を施したエンジニアリング・プラスチックだと思われる。このクラスでは他社製品でも金属外装の製品は少なく、価格相応という印象を受ける。
「ISO感度」や「ドライブ」モードの変更はこれまでダイヤル操作によるものだったが、α200では独立したボタンでダイレクトに変更できる。Dレンジオプティマイザーやホワイトバランスなども、ファンクションボタンから設定を変更する方式に代わり、こちらもα700の操作性に近付いた。αシリーズの操作性が統一されるのは、上位機種へステップアップするときでも使い方に戸惑うことが少なくていいことだと思う。