各社から新製品が登場し、活気を見せている低価格デジタル一眼レフカメラ市場。ソニーはローエンド一眼「α200」の上位機種となるデジタル一眼レフカメラ「α300」を発表した。
α300は、α200の光学系や撮像素子と、「α350」で人気の「ライブビュー機能」を組み合わせたような製品だ。α200譲りの低価格(レンズキットで予想実売価格8万円前後)で、中位機α350と同等のライブビュー機能を利用できるのが魅力だ。ボディーカラーは「ブラック」と「シルキーゴールド」の2色がラインアップされる。
撮像素子にはα200と同じ有効画素数約1020万画素CCDを採用。手ぶれ補正機能は、CCDシフト式をボディー側に内蔵。画像処理エンジンはαお馴染みの「BIONZ」を搭載する。ダイナミックレンジの優秀さに評価の高いα200のCCDと、BIONZによる「Dレンジオプティマイザー」機能の組み合わせにより、ダイナミックレンジの広い撮影を可能としている。
液晶ファインダーは2.7型(約23万ドット)で、ディスプレーの角度を変えて、高い位置や低い位置でも撮りやすい「マルチアングル液晶」となっている。さらに、ライブビュー中でもピント合わせが高速な「クイックAFライブビュー」機能も備え、光学ファインダー使用時と同じ感覚で撮影を行なえるとしている。
メモリーカードは、CFカード(Type I/II、マイクロドライブ)とメモリースティックデュオ/PROデュオ/PRO-HGデュオに対応する。
本体重量は約582gで、α350と同等になっている。価格はオープンプライスで、本体のみの予想実売価格は7万円前後。レンズキットは前述のとおり、8万円前後とされている。さらに、同社ではα300とα350の購入者を対象に、1万円のキャッシュバックキャンペーンを開催する(対象期間は7月7日から10月15日まで)。キャッシュバックを合わせれば、実質レンズキット付きが7万円前後で手に入ることになる。
発売は7月17日の予定。低価格デジタル一眼市場に、また話題を呼びそうな新製品の登場だ。
