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週末見るコンテンツはコレ★ 第18回

【週末見るコンテンツはコレ★】

忘年会は無礼講より「チェケラッチョ」――「デス・オブ・ア・ダイナスティ」などヒップホップ映画3作品

2007年11月30日 19時33分更新

文● 大石太郎

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これを見ずにヒップホップは語れない!
「WILD STYLE」

「WILD STYLE」のパッケージ

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「WILD STYLE」
DVD
価格:3800円
発売元:JES PICTURES
販売元:ジャパンミュージックシステム


発売日:2003年11月19日(発売中)
http://www.jms1.jp/

 「デス・オブ・ア・ダイナスティ」は2005年の作品。最新とは言えないまでもアメリカのヒップホップ事情をコミカルに、かなり忠実に描いている。今を知ったら次はルーツ! ということでヒップホップファンの間ではバイブルとまで言われている創世記の名作をご紹介。

 1982年、まだアンダーグラウンドなカルチャーだったヒップホップをセミドキュメンタリータッチで描き、ライフスタイルとしてのヒップホップを世界的に浸透させたのが「ワイルド・スタイル」だ。

 ラップ、DJ、ブレイクダンス、グラフィティ、ヒップホップに関わるほぼすべての文化を詰め込んだ、まさにバイブルと呼ぶにふさわしい内容で、日本のヒップホップシーンに与えた影響は計り知れない

 今と違って、情報が少なかった時代、ラッパーやダンサーを目指す若者たちはこの映画をお手本にスキルを上げていった。そんな彼らが日本におけるヒップホップ文化を牽引し、今のシーンがある。

 ロック・ステディ・クルーグランド・マスター・フラッシュコールド・クラッシュ・ブラザーズ……本作に登場する、創世記の大物の名前を織り交ぜつつ、今のヒップホップを語ればいっぱしの論客。特にアナタが30代以上ならなお良し。「この人、ずっとラップ聞いてんだ。超ヤバイ。色々教えてもらいたい!」ってことになるかも……。

 ちなみにサントラも超ヤバイ(いい意味で)。必聴です!

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