Windows XP SP2に含まれたビデオ編集ソフト『Windows ムービーメーカー』が、Windows Vistaではバージョンアップされ、ハイビジョン映像(HDビデオ)の編集にも対応した。特殊効果も数が増えたほか、細かい機能が強化されている。
この機能はWindows Vistaの全エディション(Home Basic、Home Premium、Business、Enterprise、Ultimate)でお使いいただけます。ただし、DVDへの書き出しやHDビデオ編集機能は、Home Premium、Ultimateでのみお使いいただけます。
Windows ムービーメーカーは、手持ちのビデオ素材を切り貼りして、オリジナルのビデオを作りあげるビデオ編集ツールである。Windows XP SP2から用意されたもので、Vistaでも基本的な使い方や編集作業は同じだ。ビデオ、静止画、音楽などを素材として読み込み、ストーリーボードにドラッグ&ドロップで並べ、必要な部分を切り貼りして1本のビデオを作りあげる。
ビデオ編集ソフトでは、ビデオや静止画に特殊効果を設定したり、シーンの切り替え時にエフェクトをかけるといった作業がつきものだ。VistaのWindows ムービーメーカーでは、特殊効果が28種類から49種類に大幅に増加した。一方、切り替え時に使う効果は微増で、“バー”※1といった効果にバリエーションが追加されただけである(数は60種類から63種類に増加)。
※1 細かい線状に新旧の画像が入れ替わる。
また、Vista Home Premium/Ultimateには、DVDビデオを作成する『Windows DVDメーカー』も搭載された。これにより、Windows ムービーメーカーの“発行先”のメニューから、編集結果をDVDビデオとして書き出せるようにもなった。なお、Windows DVDメーカーについては次回で紹介する。
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