ASCII Power Review 第144回
お買い得なVAIOノートパソコンですね
新「VAIO SX14」実機レビュー = 「Z」の技術を注ぎ込んだWindows11搭載の超速モバイルPCだっ!
2021年10月13日 13時00分更新
VAIOは14と12型のモバイルノートPC「VAIO SX14」「VAIO SX12」を10月13日に発表、10月22日より販売を開始する。
本製品は同社のフラッグシップ機「VAIO Z」の技術を継承したメインストリーム機である。VAIO Z譲りの立体成型カーボン天板を採用することにより、軽量性、剛性、デザイン性を併せ持ったボディーを実現した。
数量限定「勝色」カラーのVAIO SX14の実機を試用できたので、ぜひデザイン性に注目してレビューをご覧いただきたい。
店頭モデルは3機種だが、本命は自由に組めるカスタマイズモデル
VAIO SX14はVAIOとして初めてのWindows 11プリインストールPCだ。個人向け標準仕様モデルは下記の3モデルが用意されている。
「VJS14490111B」(ファインブラック、想定価格26万9800円)
Core i7-1195G7/RAM16GB(LPDDR4X)/512GB ハイスピードSSD(PCIe Gen4 x4接続)
「VJS14490211B」(ファインブラック、想定価格22万9800円)
「VJS14490311T」(アーバンブロンズ、想定価格22万9800円)
「VJS14490411W」(ファインホワイト、想定価格22万9800円)
Core i5-1155G7/RAM16GB(LPDDR4X)/512GB スタンダードSSD(PCIe Gen4 x4接続)
「VJS14490511W」(ファインホワイト、想定価格19万9800円)
Core i5-1155G7/RAM8GB(LPDDR4X)/256GB スタンダードSSD(PCIe Gen3 x4接続)
このほかのスペックは共通。ディスプレーは14型フルHD(1920×1080ドット、アンチグレア)。インターフェースは、Thunderbolt 4(USB4、USB 3.1、DisplayPort 1.4、5Vアシスト充電対応)×2、USB 3.0 Type-A(内ひとつが給電機能付き)×2、HDMI×1、有線LAN(1000BASES-T)、3.5mmコンボジャック×1。ワイヤレス通信機能はWi-Fi 6(11ax)、Bluetooth 5.1をサポートする。
また、207万画素のウェブカメラ、AIノイズキャンセリング機能に対応したステレオスピーカーを内蔵。生体認証システムは、Windows Hello対応顔認証カメラと、電源ボタン一体型指紋認証センサーを標準搭載する。
本体サイズは320.4×222.9×13.3~17.9mm、重量は約999~1064g。53Whのバッテリーを内蔵しており、バッテリー駆動時間は約30時間(JEITA2.0)と謳われている。
なお、ソニーストアとVAIOストアではいつもどおりカスタマイズモデルが購入可能だ。
CPU
Core i7-1195G7 / Core i5-1155G7/ Core i3-1115G4/ Celeron 6305
ディスプレー
フルHD(省電力)/UHD HDR(DCI-P3カバー率99.8%)/フルHD(タッチ/ペン対応)
メモリー
8GB/16GB/32GB
ストレージ
PCI Gen4 x4接続の256GB / 512GB / 1TB / 2TB SSD とPCI Gen3 x4接続の128GB / 256GB / 512GB SSD
キーボード
日本語配列(かな文字あり)/日本語配列(かな文字なし)/英語配列/日本語配列(隠し刻印)/英語配列(隠し刻印)
カラー
オールブラック/アーバンブロンズ/ブライトシルバー/ファインホワイト/ファインブラック/「勝色」
また、WWAN(4G LTE)の有無も指定可能だ。
個人向け標準仕様モデルにはバランスのいいスペックのマシンが用意されているが、こだわりの相棒を手に入れたいのなら、やはりソニーストア、VAIOストアで購入可能なカスタマイズモデルを強く推したい。特に「勝色」は数量限定なので早めの決断が必要だ。

右側面にはThunderbolt 4(USB4、USB3.1、DisplayPort 1.4、5Vアシスト充電対応)×2、USB 3.0 Type-A(給電機能付き)×1、HDMI×1、有線LAN(1000BASES-T)、左側面にはセキュリティーロックスロット×1、USB 3.0 Type-A×1、3.5mmコンボジャック×1を装備
キーボード&タッチパッドは上質
ワンプッシュでOKの指紋認証が便利
VAIO SX14のキーボードは非常に上質だ。キーピッチは約19mm。キーストロークは前モデルの約1.2mmから約1.5mmへと深くして、ストロークの安定性と作動力が見直された。また、パンタグラフの材料を見直すことで打鍵音も静音化されている。

この連載の記事
- 第198回 小米のフラッグシップスマホ「Xiaomi 12T Pro」実機レビュー = 2億画素カメラをテストしてみた
- 第197回 キヤノン「EOS R6 MarkⅡ」実機レビュー = コスパ最高の高性能自動AFカメラだ!
- 第196回 バッテリーでどこでも120インチでサッカー観戦だ! 「Nebula Capsule 3 Laser」実機レビュー
- 第195回 富士フイルム「X-T5」実機レビュー = 最高クオリティの写真をダイヤル操作で撮る快感!
- 第194回 ソニー「α7RⅤ」実機レビュー = AF専用のAIチップの威力は新次元だった!
- 第193回 「レッツノートSR」実機レビュー = 12.4インチ3対2ディスプレーに5Gも搭載の完全新デザイン
- 第192回 「Galaxy Z Fold4」実機レビュー = Fold3と比べたら絶妙なチューンアップで究極の2つ折りスマホになっていた!
- 第191回 APS-C最高画素ミラーレスカメラの画質を徹底チェック = 富士フイルム「X-H2」実機レビュー
- 第190回 ハッセルブラッドの最新中判カメラ「X2D 100C」実機レビュー = 写真好きなら絶対手に入れたい逸品だっ!
- 第189回 デジタル手振れ補正で最強のVLOGカメラだ!「Osmo Action 3」実機レビュー
- この連載の一覧へ