副業や働き方に関する、お悩みにお答えします!
「副業したいけど、時間がない」「第二新卒・30代で、転職するかどうか迷っている」など、副業や仕事に関するお悩みやご相談ありませんか? 大学時代に立ち上げたハピキラFACTORYの社長で、パーソルキャリアの会社員でもある正能茉優さんが、皆さんのお悩みにお答えします!
ASCII読者の皆さん、こんにちは!正能茉優です。
今月も、パーソルキャリアの新規事業企画、ハピキラFACTORYの代表、そして慶應義塾大学大学院の特任助教と、3つのお仕事をしています。
この連載「お仕事悩み、一緒に考えます。」では、読者の皆さまからいただいたお仕事に関するお悩みについて一緒に考えていきます。
コロナウイルス流行の影響でテレワークが普及したことをきっかけに、ワークスタイルに変化があった人も少なくない今。これからの働き方、ワークスタイルがどう変化していくのか考える30代の女性から、お便りをいただきました。
コロナ禍で働き方はどう変わる?
正能さん、はじめまして。
私は今、都内のIT企業で経理の仕事をしています。と言いつつ、コロナウイルスが流行ってからはほぼ毎日テレワークで、その会社には物理的に出社できていません。
出社することを考えて、自宅は東京寄りの埼玉に構えているのですが、ほぼ出社のない生活を続ける中で、最近引越しをしたくなってきました。
毎日家で仕事をすることを考えると、「Zoomの背景にベッドが映らない、仕事部屋が欲しいな」とか「家から歩いてすぐの場所に気分転換できるカフェがあるといいな」とか、家という存在に対して、これまでとはまったく違う希望をもつようになったからです。
そう思うと、実家のある、いわゆる“地域・地方”と呼ばれる場所に思い切って引っ越すのもアリなのかな?と思ったりもしています。
正能さんは、今後、働き方・ワークスタイルがどう変化していくと考えられていますか?
またその際に、どのような場所に住む選択をされたいですか?
同世代の女性として、お考えをお聞かせいただけるとうれしいです!
(ミカさん・31歳・経理)
キーワードは「転職なき移住」
ミカさん、はじめまして。この度はお便りありがとうございます!
私ももともとは会社の近くに自宅を構えていましたが、出社がほぼゼロになった最近、引越しをしました。
前の家も今の家もいずれも都内ではありますが、会社との距離感関係なく、自分の“好き”だけを大切にして住む場所を選べるのは、大変なことの多い「withコロナ」の中でも珍しいうれしいことかもしれません。
ミカさんや私のように、もはやどこに住んでいても働ける人が増えた今、私が注目しているキーワードは、「転職なき移住」です。
これは、移住先の地域で仕事を探す必要があるケースがほとんどだったこれまでの移住とは異なり、今の仕事をテレワークで続けながら、移住ができるのではないかというwithコロナの中で生まれた考え方なのですが、住む場所と働く場所を結びつけずに考えることができると思うと、住む場所・働く場所ともに、選択肢が広がる感じがしませんか。
こちらは「地方創生テレワーク」というキーワードのもと、国が力を入れている施策の一つでもあり、もちろん課題もありますが、2021年以降より加速していく働き方・ワークスタイルの一つになるのではないかと私は考えています。
真逆の考え方で「地域副業」も
また、真逆の考え方ではありますが、テレワークが浸透し、もはやどこに住んでいても働けるからこそ、地域外にいながら地域の仕事に関わる「地域副業」というキーワードも登場しました。

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