ASCII倶楽部

このページの本文へ

週替わりギークス 第207回

Cubaseの使い方を学ぶ 録音したボーカルと打ち込みで初めてのミックス

2021年05月01日 12時00分更新

文● きゅんくん

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 昨年秋、打ち込みで音楽を制作できるソフト「Cubase Pro 10.5」を購入して使いはじめた。

 音が出るまでの試行錯誤は、こちらの記事に残してある。

 打ち込みでトラックを作ったり、ミックスをしたりして完成したのがこちらの動画だ。

 レミゼラブルのミュージカルに出てくる「宿屋の主人の歌(Master of the House)」を、友達4人で歌ってみた。

 宿屋の主人のあくどさがよく表現されたメロディとトラックと歌詞でとても気に入っている曲だ。

 ほぼ初めてのミックス作業だったので、やったことを記録に残しておきたい。

 素人の作業記録な上、プリセットを重ねただけだが、参考になれば幸いだ。

●音量のレベルと位置を調整する

 まず、打ち込み終わったトラックと、収録したボーカルのデータを手元に用意したところから始まる。

楽器の種類

 トラックの構成は上記のような感じ。音量を1つのトラックの中で変化させる方法が分からなかったので、小さくしたいところ、大きくしたいところで同じ音色でも分けていたりする。

 これにボーカルが乗る。

ボーカルとリズムトラック

 この曲は途中でテンポが変わるので、リズムトラックを使った。

 まず、各楽器、各ボーカルの音量を調整して、聞き取りやすくした。これは後からエフェクトをかけるとバランスが変わってくるので、また調整する必要がある。しかし、現段階でいい感じと思えるバランスにする。

 下の画像で「-1.67」となっているところを調節する。

各楽器を選択すると音量が調節できる

 各楽器、各ボーカルの音量バランスをざっくり整えたら、次にそれぞれが左右どちらから聞こえるかを決めて調節する。

 上の画像で「L5」となっているところを調節する。L5だったら、ちょっと左から聞こえるような感じになる。

 バンド編成だったら、ドラムが真ん中、ギターが右、ベースが左のようになるらしい。今回はバンド編成でなくチェロやバイオリン、アコーディオンなどの楽器を使った楽曲だ。どんな配置にしたらいいか考えながら調整していく。

 楽器は、チェロをL5、ピアノをL10、バイオリンをR10、オルガンをC(センター)、アコーディオンをR15、サックスをL25、クラリネットをR20とR25にしてみた。

 ボーカルは、女声ボーカルをR10とR20、男声ボーカルをL10とL20にした。

●ボーカルにエフェクトをかける

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII倶楽部の新着記事

会員専用動画の紹介も!