社会活動を営む昆虫
ああ……いつの間にかまた冬が来てしまいました。どうしてこう、年を取るにつれ1年が早く感じられるのでしょう? しかも、寒い、 寒い冬です。年を取るにつれ、天候や気温の変化にも弱くなっているような気がします。クリスマス? 何それ……お正月?ああ、大人になると出費が……早く、早く春よ来い!
春と言えば、花咲き葉も芽吹くいろどりの季節。そしてそれに群がる虫たち、その中でも存在感があるのが「ハチ」です。ぶーん、ぶーんと蜜を求めて花の周りを飛ぶ様子は、童謡にも歌われています。そして、その恩恵で私たちは「はちみつ」を食することができるんですね!
しかし、刺されると痛いのも事実。その昔私もハチに刺されたことがありますが、そのときは我慢できないほどではなかったものの、相当痛かった記憶があります。
が、これがもしスズメバチだったらどえらいことになっていたかもしれません。テレビでは駆除の様子がレポートされたり、遠足の途中でスズメバチの襲撃にあった……などのニュースが時折報じられたりしますよね。たかがハチ、されどハチです。
ハチ、言わずもがな昆虫ですが、他の昆虫と比べると、大きく異なっているのが“社会活動を営んでいる”種が存在するということです。アリもそうですが、親が子供の面倒を見たり、集団の中での役割が決まっていたりします。そう、彼らは私たちの知らないところで、彼らなりの生活を送っているのです。「おい!オス!」と叫びたくなるような生活ですが。
次に毒です。ハチの種類によっては自身の状態や危険にさらされた際に攻撃、つまり刺すことがありますが、刺された際に怖いのがこの毒です。特にスズメバチの毒は、「毒のカクテル」と呼ばれ、様々な物質が混ざっており、それゆえに様々な症状を引き起こすことがあります。なんだかもう聞いただけで怖いですね。
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