ASCII Power Review 第27回
「1」にリセットされた新生Xperiaを 自腹購入したので1週間本気で使ってみました
Xperia 1 実機レビュー = 21対9画面と3カメラの威力を実感してみた
2019年06月21日 11時00分更新
正直、最近のXperiaのフラッグシップモデルにはほとんど惹かれることがなかった。Compactシリーズは結構好みで家族に勧めたりもしていたが、悪い意味で驚かされたのが「Xperia XZ2 Premium」。コレを発表会で触ったときにはあまりの厚さと重さに、ソニーモバイルはどうしちゃったんだろうと真剣に心配したほどだ。
……と、かなりXperiaブランドに対して不安を感じていたなかで、逆にいい意味で驚かされたのがナンバリングを新たにして発表された「Xperia 1」。世界初の4K有機ELディスプレーやトリプルカメラを搭載するなど他社フラッグシップに劣らぬスペックを備え、ボディーも実にスマートかつ艶やか。すっかり魅了されたワタシは発表会会場で買うことを決めて、6月14日に購入し、そして現在メイン端末として活用している。自腹購入した端末だからこそ、○×織り交ぜたレビューをお届けしよう!
プロセッサーはAndroid最高峰
ストレージ容量はちょっとちょっと!
筆者が購入したのはドコモ版の「Xperia 1」。Xperia 1はドコモ、au、ソフトバンクから発売されており基本スペックは同一だが、このレビューはドコモ版Xperia 1をもとに執筆している。またスペックなどもドコモ版を参照している点に留意してほしい。
さてXperia 1に搭載されているプロセッサー(SoC)は「Snapdragon855」(8コア、2.8GHz+1.7GHz)。メモリー(RAM)は6GB、ストレージ(ROM)は64GBだ。プロセッサーは現在のAndroidスマートフォン用としては最高峰の855が搭載されているので、まったく不満はない。メモリーは最近のゲーミングスマートフォンに比べるとちょっと見劣りするが、むしろあちらのほうが異常なだけ。現状のAndroid用アプリを使っていて6GBでストレスを感じることはないはずだ。
問題はストレージ容量。グローバル版には128GBモデルが用意されているのだから、ここでケチらないでほしかった。正直、128GBモデルがauかソフトバンクにあるのならMNPしようと思ったぐらいだが、なぜか3キャリアとも横並びだ。
最大512GBのmicroSDXCメモリーカードを装着可能で、写真や動画、音楽データなどはそちらに保存すれば当面は問題ないだろう。しかし長期的には3Dゲームなどが大容量化してストレージを圧迫する可能性がある。せめて64GBと128GBの2モデルを用意してほしかったところだ。
XZ2 Premiumより
厚み3.7ミリ、重量58g減!
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