倶楽部のAV特集 第22回
ストリーミング型とハイレゾダウンロード型、双方の主なサービスを大紹介!
無料もある音楽ストリーミングサービス比較 使い勝手いいのはどれ? (1/5)
2017年08月17日 17時00分更新
音楽配信サービスはストリームかハイレゾの時代へ
今、CDが世界的に売れなくなっているという。
日本では相変わらずCD販売は残っているが、それでもジャニーズ系、エグザイル系や48系グループを除くと、物理メディアでの売り上げは低下している。
それでは音楽を聞かなくなったのかというとそういうわけでもなく、YouTubeやストリーミング系サービスで音楽を聴くのが一般的になった。レンタルで借りてきてコピーするといったわざわざ面倒な方法を使うより、もっと手軽なストリーミング系サービスを利用することが今の主流となったように感じる。
ストリーミングサービスの特徴は、毎月定額の利用料を払うことで、好きなだけ音楽を聴けるという点にある(一部サービスは無料でも利用可能)。また、ストリーミングなのでファイルがHDDを圧迫することがなく、記録容量の少ないモバイル機器でも利用しやすい。 さらに、最新のリリースや廃盤の曲も手軽に探して聴けるという利点もある。日本では2015年に有力サービスが揃って開始されたことで、一気に音楽配信サービスの主流がストリーミングとなった。
それでは旧来のダウンロード型サービスが廃れたのかというと、そんなことはない。“ハイレゾ”というCDを超える音質の音源を配信することで、新しいユーザー層にアピールしている。ハイレゾの視聴にはプレーヤーソフトやDACが必要だが、旧来のSACDなどに比べて導入のハードルが低く、少しずつ注目を集めている。
以前、筆者はアスキー倶楽部でモバイルユーザーの視点から利用する音楽配信サービスについての記事を書いたが、モバイル以外での利用シチュエーションも多い。そこで、今回はパソコンでの音楽配信サービス利用について紹介しよう。まずはストリーミング系サービスからだ。
ストリーミング系では最大・最強「Apple Music」
- URL:https://www.apple.com/jp/apple-music/
- 料金:個人980円、学生480円、ファミリー1480円(6人まで)
おそらく日本で今一番使われているストリーミング系音楽配信サービスがApple Musicだろう。
楽曲数が一番多いことと、iPhoneやiPodとの親和性が一番高いことが特徴だ。ここにない楽曲は、他のサービスにもないか、そもそも配信やストリーミングで提供されていない、というぐらいの充実ぶりである。
サービスで特徴的なのは、ローカルの音楽ファイルを「iCloud」というAppleのクラウドサービスにアップロードすると他のデバイスでも聴ける点。
ローカルから削除してもストリーミングで聴けるようになり、HDD容量を削減することができる。ただし、ローカルファイルを消すとApple Music解約時に聴けなくなってしまうので注意が必要だ。
なお、iCloudはあまり転送が速くなく、ファイルが数十ギガになると普通に1日以上かかってしまうのがやや難点だ。
次ページ以降(アスキー倶楽部会員向け)では、「Spotify」や「Google Play Music」などのストリーミング系サービスのそれぞれの特徴や、「mora」「e-onkyo music」といったハイレゾ対応ダウンロード型サービスについても紹介していく。
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