このところ数回は、ずっとテーブルビューを扱ってきました。iOSアプリにとってテーブルビューは非常に重要な存在で、さまざまなかたちでiOSのUIを支えています。テーブルビューの特徴を理解してから改めて見直すと、以前にはそれと気づかなかったアプリの画面が、実はテーブルビューで実現されていたことに気づくということもあるでしょう。
今回は、これまでとはまったく違った角度から、テーブルビューの使い方の例を示します。前回までは、なんらかの既存のデータを表示することを基本としてきましたが、今回はいわば白紙のテーブルビューからスタートします。そこにセルを追加する機能を用意して、ユーザーが内容を追加できるようにします。追加した内容は後から削除したり、表示の順番を入れ替えたりすることも可能にします。こうして、テーブルビューに表示する内容の編集機能を実現します。その用途はいろいろと考えられるでしょう。今回は最も単純で一般的な例の1つとして、To Doリストを作ってみます。
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