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見られたくないデータは死んでも隠し通したい! 古田雄介の「恥よ! 墓へ!」 第12回

恥ずかしいデジタル遺品は積極的な家族の前では隠し通せない?

2017年03月12日 17時00分更新

文● 古田雄介

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家族とのせめぎあい、あるあるケース

 2月某日、秋葉原の老舗ショップ・オリオスペックさんのスペースをお借りして、トークイベント「恥しいデジタル遺品を隠しきる作戦会議」を実施しました。本来は「恥ずかしい」なんですが、急いで企画書を作っているときに文字面をキュッと縮めてしまったみたいです。すみません。

 このイベントでは、個別の機器やサービスをみるよりも俯瞰した視点——本人が抱えているデジタル遺品全般のなかから恥ずかしい要素を隠しきるという視点で、普遍的に役立つ考え方を伝えることに重点を置きました。戦術よりも戦略寄りというわけです。

 そこでキーポイントとしたのが、本人と家族のせめぎ合いでした。デジタル遺品というのは、持ち主が生きている間は本人の独壇場で、持ち主の死後は家族のターンが続くものです。場合によっては一部のデータが漏洩して第三者に見られたり乗っ取られたりする事態も起こりえますが、本流ではありません。

 つまりは「守りの本人」対「攻めの家族(ときどき、第三者漏れ)」なのです。

 今回は、このせめぎ合いに登場する人物を強さでランキングしていきたいと思います。

今週のポイント

デジタル遺品絡みの登場人物

 デジタル遺品は、持ち主と残された家族との攻防にたとえることもできる。トークイベント「恥しいデジタル遺品を隠しきる作戦会議」でも、そのせめぎ合いを制する重要性を説いた。

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