2016年は特に後半、主要メーカーからカメラマニアをターゲットにしたミドル~ハイエンドクラスのミラーレス機が続々と登場した。EVF内蔵やAFの強化など機能的な面も重要だが、やはり一番気になるの画質だろう。そこで今注目の最新ミラーレス機のISO感度別の画質を比較してみた。独断と偏見で選択したのが以下の5機種だ。
センサーサイズや映像処理エンジンの違いなどでどういった差が出るのかをサンプルと一緒にみていきたい。
- パナソニック「LUMIX DMC-G8」
- オリンパス「OM-D E-M1 Mark II」
- キヤノン「EOS M5」
- 富士フイルム「X-T2」
- ソニー「α6500」
パナソニック「LUMIX DMC-G8」は、解像感の高いローパスレスの撮像素子にボディー内手ブレ補正を採用。秒30コマ連写やピント位置を後から変更できる4K撮影機能も搭載。さらに防滴防塵ボディーと、中級機ながらフラッグシップモデル迫る機能を備えている。
オリンパス「OM-D E-M1 Mark II」はAF/AE追従18コマ/秒の高速連写に一眼レフに迫る高速AFと、レスポンスが強化されたフラッグシップモデル。撮像素子と動かして画像を合成し撮影するハイレゾショットでは、5000万画素の高解像度画像が記録できる。
キヤノン「EOS M5」は、本格派待望キヤノン初のEVFを内蔵した一眼レフスタイルのボディー。"デュアルピクセルCMOS AF"の採用でAF性能が向上し、アダプター経由で同社の一眼レフ用レンズを使用しても素早いピント合わせが可能。
富士フイルム「FUJIFILM X-T2」は、ダイヤルを多用したアナログな操作感のボディーに、解像感の優れた独自の撮像素子"X-Trans CMOS III"を搭載。即座に測距点を移動できる"フォーカスレバー"や、自由なアングルで撮れる3方向チルト式液晶が使いやすい。
ソニー「α6500」は、レンジファインダースタイルのスリムなボディーに、新たにボディー内手ブレ補正を搭載。従来モデルで定評のある高速AFも継承。USBでの充電や給電に対応しているので長時間の撮影でも安心だ。
主なスペック | |||||
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製品名 | LUMIX DMC-G8 |
OM-D E-M1 Mark II |
EOS M5 | FUJIFILM X-T2 |
α6500 |
撮像素子(ミリ) | マイクロフォーサーズ (17.4×13.0) |
マイクロフォーサーズ (17.4×13.0) |
APS-C (22.3×14.9) |
APS-C (23.6×15.6) |
APS-C (23.5×15.6) |
有効画素数 | 1600万画素 | 2037万画素 | 2420万画素 | 2430万画素 | 約2420万画素 |
液晶ディスプレー | 3.0型 約104万ドット |
3.0型 約104万ドット |
3.2型 約162万ドット |
3.0型 約104万ドット |
3.0型 約92万ドット |
EVF | 236万ドット | 236万ドット | 236万ドット | 約236万ドット | 約236万ドット |
サイズ(W×H×D) | 128.4×89.0 ×74.3mm |
134.1×90.9 ×68.9mm |
115.6×89.2 ×60.6mm |
132.5×91.8 ×49.2mm |
120×66.9 ×53.3mm |
重量(メディア電池込) | 約505g | 約574g | 約427g | 約507g | 約453g |
実売価格(ボディのみ) | 10万8640円 | 23万5430円 | 12万1500円 | 18万3060円 | 15万5460円 |
使用レンズ | LUMIX G VARIO 12-60mm F3.5-5.6 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 |
EF-M18-150 IS STM |
XF18-55mm F2.8-4 |
Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 |