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旅館のあの鍋が強いぞ! CPUクーラーの代替品を探すリターンズ!! (1/4)

2016年12月03日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村

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 CPUクーラーをうっかり買い忘れてしまったり、またはサイズが合っていなくてマザーボードにマウントできなかったり。自作経験が長くてもそんなイベントは多く、組み立てる気ゲージを大きく削いでくれる。

 そして手持ちぶさたになってしまうのだが、起動確認くらいできるのであれば、PCショップの開店まで初期不良がないかを洗い出すことが可能だ。そんなノリで以前にもCPUクーラーの代替品を発見しているが、今回はよりグレートにパワーアップした内容で、代替品を探ってみよう!!

前回のハイライトその1。花瓶でもブートできてアイドル状態なら耐えられる

前回のハイライトその2。風を思いっきり当てるとヒートシンクレスPCが爆誕。ただし、アイドルが精一杯

街中ゾンビだらけでショップに行けなくても
家の中にあるものでCPUを冷やせる!

 チェック項目としては、まずブートからアイドルまで突破するかどうか。次にCPUに高負荷をかけるOCCT 4.4.2のテストは、85度を越えたら停止するように設定して耐久時間を見る。設定は64bit/Small Data Set。

 意外と耐えたものについては、可能性を探るべく、動画を視聴したり、ドライバーをインストールしたりしている。今回チェックしたものを見ると、いずれも起動とOCCTの起動までは到達しており、いちおうの起動チェックは可能だ。

 ただCore i7シリーズにした途端、起動すら困難になるため、Core i5シリーズ以下のCPUで使えるマメ知識として覚えておくといいだろう。なお、この冷却方法を実践してCPUが破損しても自己責任となるので、決してオススメはしない。

テスト環境
CPU Intel「Core i5-6500」(3.2GHz)
マザーボード ASUS「H170M-PLUS」
メモリー DDR4 SDRAM PC4-17000 4GB×2
SSD Kingston SSDNOW 240GB
電源ユニット Thermaltake「Toughpower QFan 650W W0163」
OS Windows 10 Pro 64bit(Anniversary Update)DSP版

編集部にあったCore i5-6500を採用。テスト中に編集部ショータの私物と発覚した

CPUグリスには簡易テスト用として確実な効果を期待できるスティックのりを採用

マザーボードは前回と同じASUS「H170M-PLUS」を使用。実は、何枚か違うマザーボードで試してみたところOS起動直後に落ちてしまった。「H170M-PLUS」だと今回のこの検証にも耐えられたのだ

まずはこれ!
リテールクーラー

 基準値としてリテールクーラーの値を掲載する。アイドルの温度は31度前後で、もちろん、負荷をかけてもしっかりと冷やしてくれる。また温度が高くなると、CPU使用率を下げて温度上昇を抑止する挙動になり、OCCT10分間で温度グラフの変化は大きかった。

リテールクーラー。保険でひとつ保存しておくと、なにかと重宝する

OCCTを10分回したグラフ。Core 0の温度を採用している

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