CPUクーラーをうっかり買い忘れてしまったり、またはサイズが合っていなくてマザーボードにマウントできなかったり。自作経験が長くてもそんなイベントは多く、組み立てる気ゲージを大きく削いでくれる。
そして手持ちぶさたになってしまうのだが、起動確認くらいできるのであれば、PCショップの開店まで初期不良がないかを洗い出すことが可能だ。そんなノリで以前にもCPUクーラーの代替品を発見しているが、今回はよりグレートにパワーアップした内容で、代替品を探ってみよう!!
街中ゾンビだらけでショップに行けなくても
家の中にあるものでCPUを冷やせる!
チェック項目としては、まずブートからアイドルまで突破するかどうか。次にCPUに高負荷をかけるOCCT 4.4.2のテストは、85度を越えたら停止するように設定して耐久時間を見る。設定は64bit/Small Data Set。
意外と耐えたものについては、可能性を探るべく、動画を視聴したり、ドライバーをインストールしたりしている。今回チェックしたものを見ると、いずれも起動とOCCTの起動までは到達しており、いちおうの起動チェックは可能だ。
ただCore i7シリーズにした途端、起動すら困難になるため、Core i5シリーズ以下のCPUで使えるマメ知識として覚えておくといいだろう。なお、この冷却方法を実践してCPUが破損しても自己責任となるので、決してオススメはしない。
テスト環境 | |
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CPU | Intel「Core i5-6500」(3.2GHz) |
マザーボード | ASUS「H170M-PLUS」 |
メモリー | DDR4 SDRAM PC4-17000 4GB×2 |
SSD | Kingston SSDNOW 240GB |
電源ユニット | Thermaltake「Toughpower QFan 650W W0163」 |
OS | Windows 10 Pro 64bit(Anniversary Update)DSP版 |
まずはこれ!
リテールクーラー
基準値としてリテールクーラーの値を掲載する。アイドルの温度は31度前後で、もちろん、負荷をかけてもしっかりと冷やしてくれる。また温度が高くなると、CPU使用率を下げて温度上昇を抑止する挙動になり、OCCT10分間で温度グラフの変化は大きかった。