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週替わりギークス ― 第10回

これが未来! ドローンでPK戦などスポーツ拡張イベントがすごい

2016年10月11日 17時00分更新

文● 江渡浩一郎

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この連載は江渡浩一郎、落合陽一、きゅんくん、坂巻匡彦が週替わりでそれぞれの領域について語っていく。今回は江渡浩一郎が携わった「岩手発超人スポーツプロジェクト」を紹介する。

参加者全員の集合写真。達成感があった

 10月1日~11日、岩手県で国体が開催された。今回紹介する「岩手発超人スポーツプロジェクト」は、そのプレイベントとしてスタート。超人スポーツとは、さまざまな技術を使ってスポーツを拡張するプロジェクトである。スポーツで使うための先端的なデバイスを開発したり、デバイス用の新しい競技ルールを考えたりといったことで、新しいスポーツの楽しみ方を作ることを目標としている。

 超人スポーツにもさまざまな方向性がある。今回は岩手県で展開するという趣旨から、それぞれの地方にお祭りや料理があるように、「ご当地スポーツ」という発想となった。そこで、岩手の文化を反映した新しいスポーツの開発がテーマとなった。

 4月24日(日)、岩手県公会堂にてキックオフミーティングが開催。達増 拓也知事を交え、岩手ならではのスポーツの可能性について様々な視点から議論した。シンポジウムの様子はいまも見ることができる。

 このプロジェクトは会場に来た参加者が主役となる。参加者みんなでアンカンファレンス形式でアイデアを出した。

 5月28日(土)、「第1回超人スポーツワークショップ」としてアイディアソンを開催した。キックオフで出たアイデアを核とし、発展させ、6種類のスポーツのアイデアを考えた。アイディアソンの結果はここで見られる

 6月25日(土)~26日(日)、「第2回超人スポーツワークショップ」としてハッカソンを開催した。アイディアソンで生まれたアイデアを元に、実際にスポーツとして遊べるようにする。ハッカソンの結果はここで見られる。ハッカソンで結成された4チームはその後も会合を重ね、スポーツの開発を続けていった。

 8月20日(土)、「第3回超人スポーツワークショップ」では本番発表を前提としたリハーサルを実施。ファシリテーターのコメントを受け、さらにスポーツとしての完成度を高めた。そうして、岩手発の4つのスポーツが誕生したのだった。

マンガにドローンと、自由な発想で生まれた競技

 9月24日(土)~25日(日)、「いわて若者文化祭2016」が開催された。岩手国体のプレイベントであり、若者文化を集めて展示・発表する場だ。私たちの岩手発超人スポーツプロジェクト最終成果発表会も、そのひとつとして開催された。

 盛岡城跡公園の一画にて4つのスポーツを市民にお披露目し、多くの方に体験してもらった。その後、審査会を経てシンポジウムを開催した。

 さて、まずはその新しく生まれた岩手発の4つのスポーツを簡単に紹介する。

 「クライミング・ザ・ウォールズ」は100m走ならぬ、10m壁登りである。ルームランナーのようなベルトの付いた器具を垂直に配置し、手には軍手をはめ、手でベルトを回す。プロジェクションマッピングで壁が表示され、動かすたびに登っている感覚が味わえる。

 2人で競争し、10m登るとゴールである。ゴールでは山頂からの景色が見られる。手をひたすらに動かすのだが、それだけでも運動になり、爽快感がある。

垂直に壁を登る速度を競う

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