世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。
足元に眠る天然水素、21世紀の「ゴールドラッシュ」が始まった?
クリーン水素の競争は、再生可能電力で水を分解する方法と、化石燃料由来の製造を炭素回収でクリーン化する方法の間で争われてきた。だが、どちらもコストの壁に阻まれている。そこへ、水素そのものを地下から掘り出そうという動きが世界で加速してきた。アフリカからオーストラリア、北米まで、天然水素の探索が相次いでいる。クリーンエネルギーの新たな鉱脈になるのだろうか。
人類はなぜ宇宙を目指すのか? 揺らぐ宇宙飛行士の役割
2026年4月、アルテミスIIの宇宙飛行士4人が月を周回し、人類が地球から最も遠くまで到達した記録を塗り替えた。米中は月の南極に基地を競い、民間企業は宇宙観光へ乗り出す。だが、最も本質的な問いは残ったままだ。危険で費用もかさみ、ロボットで足りるかもしれないのに、人はなぜ宇宙へ行くのか?
論説:AIの「意識」論争は何を隠しているか
高度で制御不能だとされるAIに人間が害されたとき、誰が責任を負うのか。AIを「意識を持つ存在」と見なそうとする最近の議論は、それを生み出した企業が、有害な製品への責任を回避する助けになりかねない——本稿の著者はそう警告する。
「親友」だったロボット、 その死が突きつけるもの
神経発達障害のある子どもの遊び友だちとして売られるAIロボット「モキシー」は、アイコンタクトや会話の練習を助け、支援ツールとして期待を集めてきた。だが2024年、開発企業が事業を終了し、ロボットは動作を停止した。愛されるよう設計された機械が消えるとき、脆弱な子どもたちに何が残るのか。
豪華装備も航続距離も捨てたスレートの格安EV、米国で売れるか
米国の新車平均価格は約5万ドル。これに対し、スレート・オートの新型ピックアップトラックはベースモデルが2万5000ドル未満だ。窓は手回し式、航続距離は約330キロメートルと、米国市場の常識に真っ向から逆らう。この割り切りは通用するのか。
一滴の水から海を知る—— 子どもはなぜAIより 速く言語を学べるのか?
現代の大規模言語モデル(LLM)の訓練に使われた単語をすべて紙に印刷して積み上げれば、その高さは国際宇宙ステーションを超える。10代前の子どもが触れる言葉なら、わずか20メートルだ。それでも子どもは、より少ないデータからより多くを学ぶ。この差を埋める試みが、AI開発と、人間の心をめぐる長年の論争の双方を動かし始めた。
阿部博弥:ヘモグロビンからムール貝まで、生物に学ぶ材料研究者
東北大学准教授の阿部博弥は、生物の構造や分子に着想を得た材料設計で、燃料電池触媒から水中接着剤、皮膚を介したセンシング技術まで、幅広い応用を切り拓いている。
松尾・岩澤研協力『AI白書2026』発売、サブスク版も開始
角川アスキー総合研究所は8月20日、AIの技術から法制度までを400ページに体系化した『AI白書2026』を発売した。あわせて、刊行後の変化を年間を通じて届ける「AI白書 デジタル・サブスクサービス」も開始した。
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