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先端テックニュースまとめ読み from MITテクノロジーレビュー 第397回

戦場のドローン映像がAIの訓練データに/米国のバッテリー導入が過去最高

2026年09月14日 10時30分更新

文● MITテクノロジーレビュー編集部

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世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。

戦場映像がAI訓練に、ウクライナ戦争が生んだ「新たな金脈」

ウクライナ国防省は1月、数万回のドローン飛行から集めた数百万点のデータを、軍事・民間の企業に提供すると発表した。すでに100社以上と英国政府がアクセス権を得ている。非日常的なできごとが日常的に起きる戦場が、AIモデルの訓練場となり、戦時下の国の資金源にもなっている。この市場を規制する当局は、まだ存在しない。

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米国のバッテリー導入が過去最高、データセンターも需要けん引

米国のバッテリー導入は2026年に71ギガワット時に達し、前年から20%増える見通しだ。バッテリー価格の低下と、再生可能エネルギーの拡大に伴う蓄電需要が背景にある。記録的な四半期を押し上げたのは大型の系統向け設備で、需要家側ではデータセンターが商業部門の約4分の3を占めた。一方、住宅用は16%減る見込みだ。

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1万のAIエージェントが ミレニアム懸賞問題を解決、 人間の数学者に残る役割は?

2人の数学者が公開モデルと1年かけて進めた研究は、完全な解には届かなかった。オープンAIは社内モデルと約1万のAIエージェントを投じ、数日で解いた。かかった費用は数百万ドル。数学の最難問が、潤沢な資金と専用モデルを持つ企業の領域になりつつある。

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捨てていた熱をリサイクル、31歳が挑むチップの再設計

街中を猛スピードで走りながら、交差点ごとにブレーキを踏む車——ハナ・アーリーは、いまのコンピューターチップをそう例える。止まるたびに勢いを失い、再加速にエネルギーを使う。彼女が挑むのは、その勢いを保つチップだ。50年以上前に提唱されながら実装できなかった構想を、31歳が形にしつつある。

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排出半減でコスト25%減、製鉄脱炭素の「現実解」を示す34歳

グリーンスチールの開発競争は、水素で鉄鉱石から酸素を取り除く手法に集中している。だが、米国の鉄鋼業スタートアップであるハーサ・メタルズを起業したローリーン・メルーエは、当面は化石燃料を使い続けることを選んだ。天然ガスで石炭を置き換え、工程を一つにまとめる。排出は半減、コストは25%減。ゼロカーボンを待つより、今できることを取りに行く判断だ。

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「ロボット大国だから勝てる」の危うさ、それでも賭ける起業家

「日本はロボット大国だから、フィジカルAIでは勝てる」という論調がある。だが、2026年上半期のヒューマノイドロボットの世界出荷台数では、上位5社すべてが中国企業だ。そうした条件を承知の上で、ハードもAIも全部やるという起業家がいる。

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AIに「夢を見せて」訓練、未知の環境でも動くロボットを作る起業家

ロボットを人の家に送り込むなら、見たことのない間取りや家具に対処できなければならない。現実世界で何度も試行錯誤させる従来の方法では、それは難しい。ダニヤル・ハフナーの答えは、現実を模したAIの中でエージェントに「夢を見させる」ことだ。31歳の彼は今、その手法を人型ロボットに載せようとしている。

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気候も戦争も生活費も—— 「ポリクライシス」世代を 支えようとする人たち

10カ国の子どもと若者1万人を対象にした2021年の調査では、56%が「人類は破滅する」という意見に同意した。彼らが不安を抱くのは気候だけではない。パンデミック、紛争、生活費の高騰、権威主義の台頭——複数の危機が重なる「ポリクライシス」の中で育つ世代を支えようと、支援ネットワークが生まれている。

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