世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。
地下に眠る数兆トン、天然水素は本当に「宝の山」なのか
ゼロカーボン燃料として注目される天然水素を求めて、数十社のスタートアップが探査に乗り出している。地殻には数兆トンが眠るとされるが、商業的に採算の取れる鉱床が見つかったという報告は、まだ1つもない。この地下資源は、期待どおりの宝の山になるのだろうか。
足元に眠る天然水素、21世紀の「ゴールドラッシュ」が始まった?
クリーン水素の競争は、再生可能電力で水を分解する方法と、化石燃料由来の製造を炭素回収でクリーン化する方法の間で争われてきた。だが、どちらもコストの壁に阻まれている。そこへ、水素そのものを地下から掘り出そうという動きが世界で加速してきた。アフリカからオーストラリア、北米まで、天然水素の探索が相次いでいる。クリーンエネルギーの新たな鉱脈になるのだろうか。
子どもは「小さな大人」ではない、欠けていた細胞地図を築く研究者
子どもは小さな大人ではない。細胞レベルで遺伝子の働き方が異なり、大人に効く薬が子どもには致命的になることもある。ディアン・テイラーは、複数の病院や研究機関を束ね、健康な子どもの遺伝子発現の基準値となるデータベースを築こうとしている。
AIは自らを改善できるのか? 新研究が示した「創造性の壁」
AI業界は、AIがまもなく人間の監督なしに自らを改善できるようになると約束している。だが新たな研究は、それに冷や水を浴びせた。トップクラスの機械学習カンファレンス水準の研究をAIにさせたところ、独創的な仮説は立てられても、それを粘り強く検証し発展させることができなかった。AIには、研究に必要な創造性がまだ欠けている。
トランスフォーマーに限界、 次世代LLMを担う 4つの最新アプローチ
2017年に登場したトランスフォーマーは、今や市場のすべての主要な大規模言語モデル(LLM)を動かす基盤技術になっている。だが、その最大の強みが、いまや制約に変わりつつある。長い文章を処理するほど計算量が跳ね上がり、膨大な電力を食うからだ。この「トランスフォーマー問題」に、スタートアップが4つの道から挑んでいる。
人々はAIと本当は何を話しているか? 企業レポートが映さない実像
アンソロピックやオープンAIは、自社製品の利用状況レポートを定期的に公開している。だが研究者によれば、示されるのは業務利用に偏った、自社に都合のよいデータだ。スタンフォード大学の研究チームの検証では、会話の約半数が分析から除外されていた。
記録ずくめの猛暑の夏、しかし本番は来年かもしれない
欧州では6月と7月が観測史上最も暑い2カ月となり、米国本土では7月が史上最も暑い月を記録した。だが専門家は、すでに来年を見据えている。発達中のエルニーニョは観測史上最強級になる可能性があり、その影響は数カ月遅れて現れるため、気温への打撃は2027年に本格化する見込みだ。今から備える必要がある。
【緊急再掲】 楽天が軍事ドローンで提携、 独新興「ヘルシング」とは?
楽天グループが、ドイツの防衛スタートアップ「ヘルシング」と提携すると報じられた。同社の軍事ドローンを日本の防衛省へ納入する窓口となり、陸上自衛隊は9月末までに実証実験を実施する。このヘルシングとは何者なのか。その実像を追った2026年2月の記事を再掲する。
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