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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第165回

AIがBlenderを勝手に操作 3D制作のハードルが一気に下がった

2026年07月20日 07時00分更新

文● 新清士

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 Anthropicの「Claude Fable 5」や、OpenAIの「GPT-5.6 Sol」を使用したCodexから、3D制作ツール「Blender」を操作する手法が注目を集めています。無料で使えることからBlenderは多くの人が利用していますが、初心者が使いこなすためのハードルはかなり高いという実情があります。しかし、AIエージェントと外部ソフトをつなぐための共通規格のMCP(モデル・コンテキスト・プロトコル)を使うことで、LLMに日本語で指示し、Blenderを直接操作することが可能になります。3Dを使った表現をより容易にできる可能性が出てきており、すでにAI動画制作の土台として使える可能性が模索され始めています。「夏の和室」、「ダンス」、「ロボットの戦闘」と筆者の作例を通じて、強みと弱みを見ていきます。

Blenderを触らずに3D動画制作 MCP連携は驚くほど簡単

 次の夏の和室のシーンの作例は、筆者がFable 5を通じて、Blenderで作成したプリビズ(カメラワークや動きを指定するための簡易な3D動画)を、「Seedance 2.0」のリファレンス動画として利用して完成させたものです。この記事では、その作成過程を紹介します。

△夏の和室(Seedance2.0をAIサービスの「Hailuo AI」を使って作成。以下、同じ)

△夏の和室、プリビズ動画とセットにしたもの

 Fable 5を使用するClaude CodeとBlenderをMCPで接続するのはとても簡単です。MCPでは、LLM側のクライアントと、Blenderの機能を提供するMCPサーバーを接続します。4月に、Blender開発者製の新しいMCP Connectorが公開され、多様な操作ができるようになったことで、一気に使い勝手がよくなりました。あまり複雑なことを考えず、Blender(4.2以上)を立ち上げた状態で、Claude Codeから「Blenderを操作できる環境を整えて」と指示するだけで、必要なアドオンのインストールなど、環境整備をLLMがすべてやってくれます。

 そこからの指示も、それほど複雑ではありません。何を作らせたいかを具体的に固めた状態で指示することで、指示通りにやってくれます。

 AIエンジニアのposi_posiさんが、Fable 5とBlenderを組み合わせた作例と方法論を提案しています。先に具体的なイメージを、「GPT Image 2.0」などの画像AIで作成して、そのイメージを使って指示し、簡易モデルを作成して、だんだんとディテールアップをしていくという方法です。

 筆者も、夏の和室を作る際に、この方法を参考にしてみることにしました。

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