室外機の上に置くだけで、夏の電力消費を抑える。南出は7月14日、水の気化熱を利用してエアコン室外機の運転環境を改善する「GXマット」の中核技術について、特許を取得したと発表した。JR西日本などとの実証を経て、企業や自治体、一般家庭への普及を進めている。
室外機の上部に設置して雨水などを保持し、水分が蒸発する際の気化熱で周辺の温度上昇を抑える製品。室外機の圧縮機にかかる負荷を軽くすることで、空調の消費電力削減につなげる。価格は、小サイズが250×500×42mmで1万5000円、大サイズが250×900×42mmで2万2500円だ。
JR西日本や自動車関連企業、飲食チェーンなど複数の環境で実証試験を実施し、夏場の空調電力を最大38%削減する効果を確認したという。上場鉄道会社での試験では56日間の平均で38%、自動車関連企業の会議室では最大約40%、平均約20%の削減結果が得られたとしている。
一方、効果は設置環境によって大きく異なる。飲食チェーンでの試験では最大約10%、平均約7%となった例もあり、別の大手飲食チェーンでは平均10~15%程度だったという。外気温や湿度、日射などが削減率に影響するため、実際の削減効果は設置場所ごとに見極める必要がある。
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