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新清士の「メタバース・プレゼンス」 第165回

AIがBlenderを勝手に操作 3D制作のハードルが一気に下がった

2026年07月20日 07時00分更新

文● 新清士

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存在しないダンスも作れる AIによる振り付けの実力

 この方法を使えば、ダンス動画も作れるだろうと考えました。実際に作成したのが、以下の動画です。下がBlender MCPを通じて作成したプリビズ動画で、上がそれを下敷きにして、Seedance 2.0で作成した動画です。リファレンスとして、キャラクターと背景の4枚の画像を与えています。元となるキャラクターは前後がわかるようにと指示し、アニメーションやカメラワークも、Fable 5に検討させています。

△Blenderで作成したプリビズを使ったダンス

リファレンスとして与えたGPT Image 2で作成した4枚の画像

 この手法は、Ryo@AI動画×AIツール紹介さんが公開している方法を参考にしています。

 この手法のメリットは、存在しないダンスを自由に作成できることです。一方で、課題は、3Dモデルの作成時と同じで、bpy(Blender Python)を使ってダンスを設計しているために、単純なモーションになりがちです。筆者の例では、バク転を入れるように指示したのですが、その後の足の動きが不自然です。Seedance 2.0に対し、元動画の動きを参照する度合いを弱めるよう指示することで対策はできるのですが、そうすると、元動画との一致度は下がっていきます。この辺は、バランスを探る必要があります。

 他のアプローチとしては、人間のダンスを撮影した動画を参照する方法があります。Blenderには、ポーズ推定の「DW Pose」の利用を可能にするアドオンがあり、それを組み込むことで、動画に登場する人物の動きを推測できます。それで人間の動きを解析させ、3Dモデルのモーションデータとして変換・補正して、キャラクターに適用する手法です。

 作例では、以前、Sora2を使って作成したダンス動画の動きを解析させ、プリビズ化しました。VRMのキャラクターを使ってそのモーションを当ててみました。モーションをVRMのリグに適用する過程でスカートが崩れていますが、モーションの理解には都合がいいため、そのまま使っています。そして、Seedance2.0のリファレンスとして使いました。手のひらに動きがないなど、まだまだ改善の余地はありますが、一定の成果は得られています。

△モーション抽出した動画。Seedance 2.0(上)、Sora2の動画(左下)、Blenderプリビズ(右下)

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