「Interop Tokyo 2026」アスキー全力特集! 第16回
マザーボードが油に沈んでる!? SFみたいな“液浸冷却システム”、見た目からして未来すぎる
2026年06月10日 15時00分更新
PCのパーツが、油の中に沈んでいる。しかも壊れているわけではなく、それで冷やしているというのだから驚きです。
エコに気を使うのが当たり前になった時代、ITの展示会でも「省エネ」「再利用」「冷却効率」といった言葉は、もはや避けて通れないテーマになっています。幕張メッセで開催中のインターネットテクノロジーの展示会「Interop」の会場でも、そんな“これからのインフラ”を感じさせる展示がありました。
燃料配送事業などを手掛ける三和エナジーが展示していたのは、出光興産が展開する高性能液浸冷却油「IDEMITSU ICFシリーズ」の実機デモンストレーション。マザーボードがオイルに沈んでいる光景は、なかなかのインパクトです。
PCやサーバーといえばファンで風を送って冷やすイメージがありますが、こちらは機器を専用の液体に浸すことで、効率よく熱を逃がす仕組み。見た目の「SF感」「未来感」もかなり強く、思わず足を止めたくなる展示でした。
液浸冷却は、既存の空冷や水冷のシステムと異なり、直接的に発熱源であるサーバーを冷却できることが特徴。生成AIの発展によるデータ通信量の増加や、電子機器処理能力向上による発熱量の高密度化に対応できる冷却システムが喫緊の課題となっている今、注目すべきテクノロジーです。
基本的にはサーバー向けの技術ですが、担当者によるとヘビーゲーマーからの引き合いも多いとのこと。高性能な機器ほど熱との戦いは避けられないだけに、液浸冷却はデータセンターだけでなく、趣味の世界にも広がっていく可能性があります。
また、天ぷら油などの廃油を再活用したバイオ燃料も展示されていました。使い終わった油をそのまま捨てるのではなく、燃料として生まれ変わらせるという取り組みです。ただ、供給量や「いつまでにどのくらい増やす」といった具体的な目標については、今回の取材では確認できませんでした。
オイルで冷やすサーバーに、廃油を活用する燃料。会場では、ITを支える“油”の意外な存在感が見えてきました。
そんな驚きのテクノロジーがいっぱいのInteropを、アスキーでは「Interop Tokyo 2026 アスキー全力特集!として、現地取材チームによる記事をどんどん掲載。さらに、会場とアスキースタジオをつなぐ特別中継も配信します!
最新技術の話も、会場で見つけた気になる製品の話も、どんどん載せていきます。今年のInterop Tokyo 2026は、アスキーと一緒に全力で楽しんでいきましょう!
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