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連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第235回

SCS評価制度でセキュリティ投資「増額予定」が8割/大企業と中小企業のAI導入格差は2.7倍/情シスの3人に2人が「シャドーAI増加」実感、ほか

中小企業のAI導入率は大企業と2.7倍の格差/ランサムウェア攻撃の侵入コスト/復旧コストには約3500倍の差

2026年06月01日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

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[AI格差] 中小企業のAI導入率は大企業と2.7倍の格差、6割が「導入予定なし」(ラグザス、5月25日)
・AI導入率、大企業(5001名以上)は65%、中小企業(1~300名)は24%
・大企業では本格活用が進む一方、中小企業は約6割が「導入予定なし」
・「大都市圏」と「その他地方」でのAI格差も顕著

 全国のビジネスパーソン3000名を対象としたAIの業務活用実態調査。AI導入率は企業規模によって大きな格差が生まれており、大企業は複数部署/複数業務での本格活用を進める一方、中小企業では約6割がAI導入そのものに踏み出していない実態が明らかに。地域間でのAI格差も同様で、東京/大阪/名古屋などの大都市圏では「積極活用」が24.1%に達したのに対し、その他地域では6.0%にとどまる。「導入予定なし」も、大都市圏の35.5%に対して、その他地域では62.0%に達している。

 ⇒ 中小企業や地方企業におけるAI導入停滞の背景として、人材/予算/社内体制が不足しているだけでなく、そもそも「何に使えるか」「導入する必要があるか」といった認識段階での足踏みがあると分析しています。

大企業と中小企業のAI導入率(出典:ラグザス)

大都市圏とその他の地方・地域でも導入格差が明らか(出典:ラグザス)

[セキュリティ] ランサムウェア攻撃の侵入コスト=6.6万円/復旧コスト=2.3億円と約3500倍の差(Halcyon Japan、5月26日)
・企業ネットワークへの不正侵入方法、ダークウェブでは約6.6万円で購入可能
・一方、被害企業の平均復旧コストは約2.3億円で、およそ3500倍の非対称性
・2025年上半期のインシデント発生件数は前年比で4割以上も増加

 同社の脅威インテリジェンスチームがまとめた「日本を標的とするランサムウェア攻撃の実態 2026」より。ランサムウェア攻撃者は、ダークウェブで約6.6万円を支払えばネットワークへの不正侵入のための情報を購入できるが、被害企業は平均で21日間の業務停止となり、およそ2.3億円もの復旧コストを負うことになるという。2025年上半期のインシデント件数は前年比41.7%増であり、通報に基づいて警察庁が発表している226件は「氷山の一角に過ぎない」と指摘。初期侵入から攻撃完了(企業データの暗号化完了)まで、最速で1時間程度という攻撃スピードの加速も深刻な状況だ。

 ⇒ かつて言われていた“日本語の壁”も生成AIの普及にともなって崩壊しています。日本語圏に特化したフィッシングキット「CoGUI」が1カ月間に1.7億通のフィッシングメールを送信し、フィッシング報告件数も過去最多の245万件に達したことが報告されています。

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