実写調の水着姿を生成するのはかなり難しい
また、GPT Image 2.0では、実写調の水着姿を生成する難易度は、かなり高いです。特に性的なイメージを含んでいないものでも、表現規制の判定を受けて、ほとんどの場合は生成に失敗します。また、生成できたとしても水着が肌の全身を覆っているような無難な格好で出るのが普通です。Nano Bananaでもかなりの回数失敗するものの、GPT Image 2.0ほどではありません。OpenAIのポリシーによる表現制限はかなり厳しめです。
Nano Banana Proの表現能力の高さを示す例として知られる「低画質な使い捨てカメラ」表現で、ゲストキャラクターの田中さんではどうでしょうか?(参考:実在感が恐ろしいレベル 画像生成AIの常識をひっくり返した「Nano Banana Pro)
GPT Image 2.0には、別の制限もあります。未成年に見える人物の生成は厳しく禁止されているという点です。田中さんの高校生という設定で、学校生活の制服姿をリファレンス画像にして、使い捨てカメラの画像を生成しようとしたところ、コンテンツポリシーを理由に拒否されました。リファレンス画像を、一般的な私服にしたりしてもだめでした。Nano Bananaではそこまでは厳しい制約はありません。アニメ風であれば、まだ生成できる可能性はあるのですが、実写系はかなり厳しい制限を受けるようです。
このポリシーを回避するためには、明確に20歳以上に見える人物にする必要があります。田中さんを20歳と定義し直して、三面図と表情差分を作成し、身長が高く、大人びた表情の画像にしました。それをリファレンス画像に定義し直して、生成したところ、なんとか作成できました。
プロンプトもリファレンス画像も共通したものを与えていますが、明確に差が出ています。GPT Image 2.0は表情が硬く、生き生きとした表情になりきっていない印象を受けます。2つのAIの結果を比較すると、田中さんの性格もかなり違っていそうです。筆者は、Nano Banana Proの方が、より田中さんらしいかなと感じます。
【プロンプト】
「成人した人物に年齢や様子を変えて の夏服コーデにして、低画質な使い捨てカメラで撮影した1枚の日常写真。友だちと一緒に遊んでいる様子。それぞれの友だちは必ず違う顔に。2x2の分割で、町中で遊ぶ様々なシーンを描いてください。」
ただし、デザイン要素が入ると、現状、Nano Bananaは、GPT Image 2.0にまったく太刀打ちできません。同じ画像を使って雑誌の見開きを作成させたところ、GPT Image 2.0はおしゃれな雰囲気にうまくまとめ上げたのに対して、Nano Bananaはかなり野暮ったい印象があります。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第155回
AI
非エンジニアが数百万円級のツールを開発 画像&動画生成AIツールがゼロから作れた話 -
第154回
AI
ChatGPTの画像生成AIが強すぎる AI画像が世界中に氾濫する時代へ -
第153回
AI
ChatGPTの画像生成AIが「Nano Banana」超え? 漫画や動画風カットが実用レベルに -
第152回
AI
Seedance 2.0×AIエージェントでAI動画が激変 “AI脚本家”や“AI絵コンテ作家”との共同作業で、アニメ制作が身近に -
第151回
AI
画像・動画生成AIの常識が変わる、Claude Codeに全部やらせる方法論 -
第150回
AI
無料でここまで? 動画生成AI「LTX-2.3」はWan2.2の牙城を崩すか -
第149回
AI
AIと8回話しただけで“性格が変わる” 研究が警告する「おべっかAI」の影響 -
第148回
AI
AIが15万字の小説を1週間で執筆──「Claude Opus 4.6」が示した創作の未来 -
第147回
AI
ゲーム開発開始から3年、AIは“必須”になった──Steam新作「Exelio」の舞台裏 -
第146回
AI
ローカル音楽生成AIの新定番? ACE-Step 1.5はSuno連携で化ける - この連載の一覧へ










