フラットトルクを感じる実戦向きなエンジン
ワインディングに差し掛かり、スポーツモードをチョイスするとトランスミッションは積極的にトルクバンドをキープします。ここで感じたのが、このエンジンの速さと扱いやすさです。フラットトルクとはまさにこのエンジンのためにあると思えるフィーリングで、3000rpmも回っていれば力強いトルクでマシンを前に進めます。
ただ、スポーツカー的なエンジンのフィーリングが感じられるか? と言われると、そうではありません。レッドゾーンは6500rpm~ですが、5000rpm以上の高回転域まで回して、最後のひとノビがあるという、スポーツエンジンらしいフィーリングはあまり感じられませんでした。
ただ、これだけフラットトルクならば、モータースポーツやサーキット走行といった実戦で、速くて扱いやすそうだとも思いました。このGRスープラをベースとしたレーシングカー「GRスープラ GT4」は、GT4という規定の中で人気を博したヒットモデルとなりましたが、その背景にはこのエンジン特性もあるなと感じました。
そして短いホイールベースが繰り出すハンドリングはシャープに仕上がっています。ノーズが吸い込まれていく印象で、コーナーは楽しいの一言に尽きます。ただ、サーキット走行などで限界域を感じ取りながら走行するときは、難しさを感じるシーンもありそうです。ドライバーとリアタイヤが近いため、リアタイヤからの情報量は多い印象でしたが、この情報量はシャープなハンドリングのGRスープラには必要不可欠なものだとも感じました。
【まとめ】買える人は今のうちに手に入れたい
トヨタが誇るピュアスポーツ
今回試乗したGRスープラの価格は約800万円、安くはないですが、この金額でこれほどまでにピュアに感じられるスポーツカーを手に入れることができたのは希少であったと言えます。次期スープラに関する詳細なアナウンスはありませんが、この希少な存在は次の物語を描いてほしいと思える存在であることを、再確認できた機会となりました。
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