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LG「UltraFine evo 6K 32U990A-S」

6K対応の究極モニターを買いたいなら一択!? Thunderbolt 5のLG最新モデルをチェック

2025年11月08日 17時00分更新

文● ドリまつ/岡本/ASCII 編集⚫︎ASCII

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 ここからは、UltraFine evoの魅力と気になるポイントを整理して紹介します。

LG UltraFine evoを購入する3つのメリット

ポイント(1)Thunderbolt 5&6Kという現時点で唯一の存在

 UltraFine evoはThunderbolt 5と6K解像度に両対応という点において、現時点では競合不在の存在になっています。Thunderbolt 5は高速データ転送と高帯域映像出力を実現しているのが最大の特徴です。

 複数台のモニターに加えて、外付け高速ストレージなどの周辺機器を接続するプロの作業現場において、ケーブルマネジメントの負担がなくなり、ワークプレースの改善につながります。

LG UltraFine evo

背面のインターフェースにThunderbolt 5対応のUSB Type-C端子を用意。入出力で1つずつある。HDMIやDisplayPortでの接続ももちろん可能

YouTubeでLG「UltraFine evo 6K 32U990A-S」のレビュー動画を見る

ポイント(2)Nano IPS Black採用&現実的な価格設定

 LG独自のNano IPS Blackパネルは、通常のIPSより黒の沈み込みを改善し、HDR映像や暗部階調の再現性に強みがあります。それでいてIPSらしく視野角は広く(水平・垂直とも178度)、映像編集からカラーワークまで一貫して扱える万能液晶といえます。

 アップルのPro Display XDRほどでないにしても、30万円強という価格は決して手軽に買えるものではありませんが、「買おうと思えば買える」レンジに設定されているのが魅力。プロクリエイターにとっても同様でしょう。

LG UltraFine evo

オンラインストアの通常価格は31万9000円

ポイント(3)広大な作業領域&ケーブル1本運用の快適さ

 6K解像度(6144×3456)は4K解像度(3840×2160)と比較して、約2.5倍もの情報量を表示でき、タイムラインや複数ウィンドウ、アプリの各種ツールを並べる映像編集では圧倒的な効率性を発揮します。さらにThunderbolt 5ケーブル1本で映像出力と給電を両立でき、机上を最小限の配線で保てるのもメリットです。

 写真・映像編集の現場でよくある「表示領域の窮屈さ」や「配線ストレス」がまとめて解消されるため、作業効率の大きな向上が期待できます。

LG UltraFine evo

クリエイター系ツールを多数使用しても窮屈さを感じない。それが6K!

購入時に注意したい2つのポイント

ポイント(1)Thunderbolt 5が前提なら割高感あり

 もしThunderbolt 5の恩恵を受けないなら、本機はオーバースペック気味になります。実際、ASUS(「ProArt Display 6K PA32QCV」)をはじめとするメーカーから同等の色域や高輝度スペックで「20万円を切るモデル」も登場しており、価格重視ならそちらも選択肢に入ってきます。

LG UltraFine evo

Thunderbolt 5の高速接続が目当てでないならオーバースペック

ポイント(2)基本はプロ向けの製品

 6K解像度やThunderbolt 5といった構成は、基本的にプロフェッショナル用途を想定した設計です。エンタメ視聴中心なら、HDR性能がより高い4K上位機種やOLEDモデルなどの製品が多く存在します。趣味用途で選ぶモニターとしてはオーバースペックと言え、購入前に理解しておくべきでしょう。

LG UltraFine evo

完全にプロのクリエイターに向けたハイスペックモニター

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