このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

連載:今週の「ざっくり知っておきたいIT業界データ」 第201回

市場トレンドやユーザー動向を「3行まとめ」で理解する 9月13日~9月19日

顧客接点にデジタルヒューマンが浸透/「週休3日」求人はこの5年で5倍に増加/iPhone 16eが期待外れだった理由、ほか

2025年09月22日 08時00分更新

文● 末岡洋子 編集● 大塚/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 本連載「ざっくり知っておきたいIT業界データ」では、過去1週間に調査会社などから発表されたIT市場予測やユーザー動向などのデータを、それぞれ3行にまとめてお伝えします。

 今回(2025年9月13日~9月19日)は、コンタクトセンターや小売店舗での活用が期待される対話型AIエンジン/デジタルヒューマンの市場予測、メインフレームモダナイゼーションのROI、アップルが減速しグーグルとサムスンが出荷を伸ばした国内スマホ市場、「週休3日」求人の動向についてのデータを紹介します。

[生成AI][チャットボット] 対話型AIエンジン/デジタルヒューマン国内市場は、1年間で1.5倍近い急成長(アイ・ティ・アール、9月18日)
・2024年度の対話型AI/デジタルヒューマン市場、1年で50%近い伸び
・引き続き2025年度も高い伸びを維持、2029年までは年平均成長率33.6%で成長続く
・コンタクトセンターや実店舗での「顧客体験向上手段」として注目

 音声やチャットといった多様な形式での問い合わせに対し、AI/生成AI技術を活用して「対話形式の回答」を実現する製品/サービス(LLM基盤サービスを除く)の国内市場調査。2024年度の売上は前年度比46.9%増となる12.9億円だった。高い伸びは今年度も続いており、2025年度は前年度比45.7%増を予測している。コンタクトセンターや実店舗における顧客体験の向上手段として注目される一方で、課題としては日本語特有の文法などへの対応、ハルシネーションやバイアスの抑止、Aiから人間への円滑なハンドオーバーなどがあると指摘している。

 ⇒ 顧客接点において“企業の顔”になる対話型AI/デジタルヒューマン。単なる自動化/省人化のツールではなく、自社のアイデンティティを体現する戦略ソリューションとして、中長期視点で取り組むように、と提言しています。

対話型AIエンジン/デジタルヒューマン 国内市場規模推移および予測 2023~2029年度(出典:ITR)

[メインフレーム][DX] メインフレームモダナイゼーションにより2~3倍のROIを創出、AI活用で数10億ドル規模効果も(キンドリル、9月17日)
・メインフレームモダナイゼーションプロジェクトで288~362%のROI達成
・90%の企業が「メインフレーム上で生成AIを導入済み/計画中」
・今後の課題は、メインフレームと新技術の両方に精通した「マルチスキル人材」確保

 ビジネス/ITリーダー500人を対象に実施した「メインフレームモダナイゼーション状況調査レポート」より。メインフレームのモダナイゼーション/クラウド統合/ワークロード移行により、ROIが2~3倍(288~362%)向上したことが報告されている。また、AIの位置付けは「将来の検討事項」から「現代のビジネス推進力」へと変化し、回答企業の90%は「メインフレーム上で生成AIを導入完了/導入計画中」としている。回答者がAI/生成AI活用に見込む成果は、今後3年間で約130億ドルのコスト削減と約200億ドルの収益増加という高いものだ。

 ⇒ キンドリルでは、今後の課題として「メインフレームと新技術の両方に精通したマルチスキル人材の確保」を挙げています。70%の回答企業が、モダナイゼーション推進にあたってそうした人材確保に苦労しており、74%がサードパーティプロバイダーの利用を継続しているとのこと。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事

アクセスランキング

  1. 1位

    sponsored

    60年の時を超え「COBOL」がGitHub Copilotでよみがえる 勘定系アプリの“超難関”モダナイに7社が挑戦

  2. 2位

    ビジネス・開発

    富士ソフトがエンジニア1万人超を「AIネイティブ」化 実装力を武器にフィジカルAIなど3本柱に注力

  3. 3位

    ITトピック

    IT技術者の8割超「AI生成コードには人間のレビューが必要」/「偽・誤情報を見破れる」と自信を持つ人はICTリテラシーテストの正答率が低い、ほか

  4. 4位

    ITトピック

    実用化が楽しみすぎるスマート技術たち 「長距離ワイヤレス給電」から「室内向け太陽電池」「超音波センサー」まで

  5. 5位

    ITトピック

    6.4万人の熱狂をAIが導く FIFA W杯全スタジアム「デジタルツイン」化が変えた観戦体験

  6. 6位

    sponsored

    「現場に行くのが当たり前」を変えたアズビルのリモート調整 効果はプライスレス

  7. 7位

    TECH

    攻撃するAIと防御するAI 日本企業のセキュリティ対策にいま何が必要か?

  8. 8位

    ITトピック

    「クロスの定義とは?」 AIに“サッカー言語”を教えることから始まった、FIFAとLenovoの協業

  9. 9位

    Team Leaders

    SharePointリストへの登録データを、CSVファイル形式に成形/変換して自動保存する方法

  10. 10位

    ビジネス

    開発案件の立ち上げを「60分から1分」に ソースコード管理も一本化したKDLのBacklog活用術

集計期間:
2026年07月20日~2026年07月26日
  • 角川アスキー総合研究所