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旅の達人が伝える! スマートトラベラーへの道 第113回

これが1泊5000円以下!? 本格船上サウナや絶景が楽しめるクルーズ体験レポ🛳️✨

2025年09月17日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

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クルーズ船でバルト海を巡ってきました

 ヨーロッパ大陸とスカンジナビア半島に囲まれたバルト海は、歴史を感じられる各都市や大自然の絶景など実は見どころ所満載のエリア。さらに内海ということで海上交通も発展しており、特にバルト海を船で結ぶクルーズ旅行が人気です。今回はフィンランド、スウェーデン、エストニアなどのバルト海沿岸諸国を結ぶフェリーサービスを運航している「タリンクシリヤライン(Tallink Silja Line)」のプレスツアーに参加して、バルト海クルーズの魅力を紹介します!

●北欧の人気船旅「バルト海クルーズ」とは?

 今回乗船したのは、ストックホルム(スウェーデン)からヘルシンキ(フィンランド)を結ぶ航路です。タリンクシリヤラインはこの航路で「シリヤセレナーデ号」と「シリヤシンフォニー号」の2隻を運航しています。都市間の所要時間は約17時間で、毎日ストックホルムとヘルシンキを夕刻(17時前後)に出発し、翌日の午前中に到着するスケジュールです。

 乗船手続きは、ヴァルタハムネン港で。最寄り駅はGardet駅ですが、駅から1km以上あり、ストックホルム中央駅からはクルマで20分ほどなので、移動するならライドシェアのUberを利用するのがオススメです。

(写真左)港のセルフチェックイン機。ちなみに有人窓口での手続は有償なので、基本的には機械でチェックインしましょう。(写真右)港内にはカフェや売店もあります

●乗船したら「ムーミン」がお出迎え!

 今回乗船したのはシリヤセレナーデ号。シリヤセレナーデ号とシリヤシンフォニー号は姉妹船で、船のサイズや船内の施設は基本的に同じなのですが、それでも是非狙って乗って欲しいのが、シリヤセレナーデ号のほう。実はムーミンとの公式パートナーを結んでいて、なんとムーミンがお出迎えしてくれるんです。

ヴァルタハムネン港から、いよいよシリヤセレナーデ号に乗船!

すると、船内の奥からやってきたのは……!!!!

「ムーミン」が乗船客にご挨拶! 船内にはタリンクシリヤラインのキャラクター「ハリー」(写真右)もいました

 さらに、ムーミンのキャラクターなどが描かれた客室もあります。ムーミンキャビン(1人~3人)と、子どもがいる家族向けのムーミンファミリーキャビン(3~6人)の2種類あり、いずれも人気の客室となっています。

レイアウトが可愛い客室「ムーミン キャビン」(最大3名まで)

子どもが居るグループ限定の客室「ムーミン ファミリーキャビン」(最大6人まで)

窓辺にいるのは室内灯のムーミン。癒やされます!

●宿泊もできてこの価格!? 驚きのコスパとは

 一般的にクルーズ旅行というと、オールインクルーシブで旅行代金に食事も含まれるケースが多いですが、タリンクシリヤラインは定期航路の運航という側面もあり、食事やバーでの飲食は別料金。タリンクシリヤラインの船旅は1室ごとの料金で計算されるため、人数が増えるほどおトクです。

10月の料金では111ユーロ(約1万9300円)が最安価格

 例えばストックホルムからヘルシンキの場合、料金はもっとも安い客室のエコノミーC内側キャビン(1~4名)が111ユーロ(約1万9300円)から。2人なら1泊約1万円、4人なら1泊約5000円弱という計算に。ストックホルムもヘルシンキも円安の影響で1人1泊5000円泊まれるホテルを見つけるのは至難の業なので、移動と宿泊あわせての料金と考えると、北欧では破格の宿泊手段になります。

海上は夜間移動が多いため、楽しげなショッピングエリア側に窓がある客室も人気

(写真左)ベッドが折りたためて収納でき、就寝時以外は部屋を広く使える「スタンダードA海側キャビン」(1~4名)。(写真右)通常のベッドタイプの客室「デラックス海側キャビン」(最大4人まで)

「デラックス海側キャビン」は、スパークリングワインをはじめ、冷蔵庫内のドリンクは飲み放題。作業用のデスクや電源も用意されています

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