ヨーロッパ大陸とスカンジナビア半島に囲まれたバルト海は、歴史を感じられる各都市や大自然の絶景など実は見どころ所満載のエリア。さらに内海ということで海上交通も発展しており、特にバルト海を船で結ぶクルーズ旅行が人気です。今回はフィンランド、スウェーデン、エストニアなどのバルト海沿岸諸国を結ぶフェリーサービスを運航している「タリンクシリヤライン(Tallink Silja Line)」のプレスツアーに参加して、バルト海クルーズの魅力を紹介します!
●北欧の人気船旅「バルト海クルーズ」とは?
今回乗船したのは、ストックホルム(スウェーデン)からヘルシンキ(フィンランド)を結ぶ航路です。タリンクシリヤラインはこの航路で「シリヤセレナーデ号」と「シリヤシンフォニー号」の2隻を運航しています。都市間の所要時間は約17時間で、毎日ストックホルムとヘルシンキを夕刻(17時前後)に出発し、翌日の午前中に到着するスケジュールです。
乗船手続きは、ヴァルタハムネン港で。最寄り駅はGardet駅ですが、駅から1km以上あり、ストックホルム中央駅からはクルマで20分ほどなので、移動するならライドシェアのUberを利用するのがオススメです。
●乗船したら「ムーミン」がお出迎え!
今回乗船したのはシリヤセレナーデ号。シリヤセレナーデ号とシリヤシンフォニー号は姉妹船で、船のサイズや船内の施設は基本的に同じなのですが、それでも是非狙って乗って欲しいのが、シリヤセレナーデ号のほう。実はムーミンとの公式パートナーを結んでいて、なんとムーミンがお出迎えしてくれるんです。
さらに、ムーミンのキャラクターなどが描かれた客室もあります。ムーミンキャビン(1人~3人)と、子どもがいる家族向けのムーミンファミリーキャビン(3~6人)の2種類あり、いずれも人気の客室となっています。
●宿泊もできてこの価格!? 驚きのコスパとは
一般的にクルーズ旅行というと、オールインクルーシブで旅行代金に食事も含まれるケースが多いですが、タリンクシリヤラインは定期航路の運航という側面もあり、食事やバーでの飲食は別料金。タリンクシリヤラインの船旅は1室ごとの料金で計算されるため、人数が増えるほどおトクです。
例えばストックホルムからヘルシンキの場合、料金はもっとも安い客室のエコノミーC内側キャビン(1~4名)が111ユーロ(約1万9300円)から。2人なら1泊約1万円、4人なら1泊約5000円弱という計算に。ストックホルムもヘルシンキも円安の影響で1人1泊5000円泊まれるホテルを見つけるのは至難の業なので、移動と宿泊あわせての料金と考えると、北欧では破格の宿泊手段になります。

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