日本で最も売れている輸入車がメルセデス・ベンツ。その中で、最も売れているのがSUVの「GLC(及びGLCクーペ)」なのだそうです。つまり、日本でイチバン売れている輸入車がGLCというわけ。そのGLCに「お買い得グレード」が登場したとのこと。そこでお財布に厳しいことでも知られる、倹約家アイドルのゆみちぃこと寺坂ユミさん(純情のアフィリア)がチェックしてきました。
お買い得といっても手を抜かないのがメルセデス
「お買い得といっても、チープになったりしたら許さないんだからねっ!」と、乗る前から厳しい眼を向ける寺坂ユミさん。コンパクトカーのエントリーグレードにありがちな、クルーズコントロールをはじめとする快適装備を外して値段を下げました、という状態を頭に思い描いたようです。
ですがメルセデス・ベンツ日本は、そのような事はしません。「標準装備とされるアイテムを見直して、シンプルなオプション構成としたことで価格を抑えました」というではありませんか。たとえばボディカラーは定番色として人気の高い「ポーラーホワイト(ソリッド)」「オブシディアンブラック(メタリック)」「ハイテックシルバー(メタリック)」の3色のみとし、有償オプションは内外装をスポーティーにするAMGラインパッケージと、パノラミックスライディングルーフのみ。特にコダワリがなければ、このままで十分というわけです。
さらにうれしいことに、クルマを見てもお買い得グレードか、標準グレードなのかは分かりません。つまり「アイツ、ベンツの安いグレード買ったのか」みたいなことを言われないのです。
気になるのがお値段。「GLC220d 4MATIC」が867万円~、「GLC220d 4MATICクーペ」が907万円であるのに対し、「GLC220d 4MATICコア」が819万円、「GLC220d 4MATICクーペ コア」が866万円。50万円弱お求めやすいというわけです。「これは大きいですね!」と、倹約アイドルゆみちぃの大きな目は、さらに大きく見開いたのは言うまでもありません。
お買い得でもツボを押さえるのがメルセデス
それではGLC220d 4MATICクーペ コアでチェックしてみることにしましょう。GLCそのものについては、以前に記事化していますので、そちらも併せてご覧ください(これが“ギリギリちょうどいい”SUV!メルセデス・ベンツ「GLC」の5つの魅力)。
パワートレインは最高出力197PS/3600rpm、最大トルク440N・m/1800~2800rpmを発生するディーゼルターボエンジンに、最高出力23PS、最大トルク205N・mを発生するモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド(モーターがエンジンのアシストをする機能)。車外に出るとディーゼルエンジン特有の音が聴こえますが、車内はいたって静か。
「ディーゼルということは、軽油ですから燃料費が安く済みますね!」とゆみちぃ。それは一般的にもそのような認識のようで、輸入車のうち、ディーゼルエンジンの販売比率は2割を超えるのだそう。そして、輸入車SUVに至っては半分以上がディーゼルエンジンなのだとか。
クルマは荷物が載ってナンボとゆみちぃ。荷室容量は545~1490Lと十分すぎます。ゆみちぃが気に入ったのは、ドア部分と荷室の段差が少ないこと。荷物を滑らせて出し入れする際にとても有用です。
また、荷室側から後席の背もたれを倒すことができるのも◎。使い勝手の良い荷室は良いクルマのひとつのバロメーターでしょう。
最初は後席からチェック。まずは乗降性から。「車高はそこそこありますが、乗り降りしやすいと思います」とのこと。サイドシルを大きくまたがなくても良いとのこと。座ってみると足元に余裕があり十分な広さ。大人がしっかり座れますが、四駆ゆえか「センタートンネルがちょっと高いですね」(ゆみちぃ)というように、5人乗りでも中央部に座るのは難しそう。また、USBサービスレセプタクルやエアコン送風口がないのはちょっと残念だったりします。
運転席もチェックしましょう。大型のセンターディスプレイが印象的。「ナビも見やすくていいですね」と太鼓判です。そしてセンターコンソールを見て「シフトレバーがないのですが」とも。メルセデスはハンドルコラム側にセレクターが設けられています。「そのためか、車内がとてもスッキリした印象を受けますね」とのこと。好印象です。

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