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あなたが買うべきガジェットは俺たちに選ばせてくれ! 推しガジェット大賞 2025 第96回

エレコム「ESD-EHB」

ひたすら頑丈!水と埃に強い米軍規格のポータブルSSDが欲しすぎる

2025年08月19日 17時00分更新

文● イチ/三宅/ASCII 編集⚫︎ASCII

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 このSSD、水やホコリに丈夫なのは当然として、まず注目すべきは転送速度。USB 20Gbpsに対応し、読み出し速度は最大1700MB/sです。これまでUSB 3.2 Gen1(5Gbps)あたりを使っていた人にとっては、まずこれだけでも買い替えの理由になります。

 そして嬉しいことに、ケーブルはUSB-CとUSB-Aの2本を最初から同梱。つまり追加で何か買い足す必要がないんです。

 さらに、防塵防滴性能はIP55。多少の雨やホコリならへっちゃら。SSDって繊細なイメージがありますが、これなら屋外や出先での使用も安心。PlayStation 5にも対応しているので、データを一時退避したいときなど、足りないストレージの補完としてもバッチリです。しかもセキュリティ面では、パスワード自動認証付きのソフトを使えば、ストレスなく安全に守れます。

 こんな便利ガジェットをもう少し詳しく見ていきましょう。

ESD-EHBシリーズを使う3つのメリット

ポイント1:USB 20Gbps対応で爆速&ケーブル付属のありがたさ

 このSSD最大の魅力は、やはり転送速度にあります。USB 3.2 Gen2x2(20Gbps)に対応し、読み出し速度は最大1700MB/s。

 たとえば高解像度の写真データや、4K動画、ゲームの大容量ファイルなどを扱うとき、その速さに驚くはず。ファイルを移動するたびに待たされる……そんな時間とは、もうサヨナラです。

 そして何より嬉しいのが、同梱ケーブルの充実っぷり。USB-C to C、USB-C to Aの2本が標準で付属しており、USB-C to Cは20Gbpsに対応、USB-C to Aは10Gbpsに対応しているので、追加購入は不要。よくある「高速なのに、対応ケーブルは別売りです」問題とは無縁です。購入後すぐに、PCでもゲーム機でも、どんなシーンでも全力で使い始められるのは大きな安心。

 ちなみに、もちろん下位のUSBポートでも使えます。最大速度は出ませんが、汎用性は高く、どのデバイスでも“ひとまず繋げばOK”な点もポイントです。

ポイント2:防塵防滴で屋外もOK。PS5に使えるのも安心

 SSDって繊細な印象がありますよね。でも、このESD-EHBは、IP55の防塵・防滴性能を備えているので、多少のホコリや水しぶきは気にせず使えます。

 たとえば、撮影現場や建築現場、屋外での仕事でも安心。移動中のカバンの中で飲み物がこぼれた……なんてトラブルにもある程度耐えてくれそうです。

 さらにうれしいのが、PlayStation 5での利用。新しいゲームをダウンロードしたいけど、空き容量が足りない! なんてときの一時保管先として利用できます。残念ながらPS5のゲームを外付けSSDから起動することはできませんが、PS4のタイトルには対応しています。ゲームの起動時間やデータのロードが高速化されるので、PCユーザーだけでなくゲーム用途にも使えるのは大きな強みです。

ポイント3:パスワード自動認証付きセキュリティソフトが無料で使える

 高速・堅牢に加えて、もうひとつのポイントが「セキュリティ機能」。エレコムの提供するセキュリティソフト「PASS(Password Authentication Security System)」を使えば、USBポートに差し込むだけで、自動的にパスワード認証が実行されます。

 しかもこのソフト、WindowsとmacOSの両方に対応していて、個人でも法人でも利用可能。ログインのたびにいちいちソフトを立ち上げて……といった手間がないので、セキュリティの煩わしさを最小限に抑えられます。ビジネスシーンで機密ファイルを扱う方には特におすすめしたいポイントです。

 データを守るためのソリューションとして、ハードウェア+ソフトウェアの組み合わせがしっかり用意されている。この安心感こそ、国産ブランドの底力かもしれません。

購入時に注意すべき側面

ポイント1:カラビナは付属せず

 IP55の防塵防滴性能を持つこのSSDは、屋外でも安心して使える仕様になっていますが、残念ながらカラビナやストラップなどのアクセサリーは付属していません。

 本体にはストラップホールが用意されているため、自分でカラビナを用意して取り付けることは可能です。ただ、「買ってすぐにバッグやベルトに吊り下げて使いたい」という方にとっては、少し準備が必要になるかもしれません。

ポイント2:デザイン重視ゆえに、少し大きめ

 高級感のあるメタルボディや角の取れたデザインはとても好印象ですが、そのぶんサイズはやや大きめです。胸ポケットにサッと入れるというよりは、小物入れやバッグポケットでの持ち運びが前提になります。

 「とにかくコンパクトなSSDがほしい」という方にとっては、少し気になるかもしれません。ただ、強度や放熱性を考えると、このサイズにはしっかり意味があるとも言えます。

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