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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第547回

地上の帝王 Mercedes-AMG「GT63」は高速道路こそ生きる道! ハイパワーだけど電子制御で安心

2025年08月03日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII 車両協力●メルセデス・ベンツ日本

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ベンツ

Mercedes-AMG/GT63 4MATIC+ クーペ(2750万円)

 以前、F1テクノロジーを詰め込んだ最新のMercedes-AMG C63に触れた筆者。あまりの恐怖体験に「地上の暴君」とたとえたのですが、世の中には上がいるもの。それが今回紹介するMercedes-AMGのフラグシップ、AMG GT63クーペです。

V8のぶっといトルクがヤミツキになる!
コネクテッド機能も充実

 「もう近づくことはない」と誓ったMercedes-AMG。ですが、担当編集のスピーディー末岡はMercedes-AMGが好きなようで、今回も「GT63の広報車が入ったらしいから借りておいて」とニコニコです。

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 というわけで、2750万円のクルマを受け取りに行った筆者。ですが全長4730×全幅1985×全高1355mmというペッタンコなボディーを目の前に「デカい」と思わず心の声がダダ洩れ。あまりにペッタンコなので、ガソリンスタンドでフロントバンパーを擦る自信しかなく「乗りたくないなぁ」と、またもや心の声がダダ洩れです。ですが、車内から車高調整ができると聞いて、一安心です。

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 フロントフェンダーにはV8 BITURBOと4MATIC+のエンブレムがキラリ。ボンネットを開けると4L V8 ツインターボエンジンが姿を現わします。最高出力585PS、最大トルク81.6kgf・mは怪物そのもの。エンジンには組み立てたエンジニアのサイン入りバッジがスゴみを与えます。エンジンをかけると図太く、V8特有のドロドロした排気音が車内に響き渡ります。

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 荷物をクルマに乗せようとバックドアを開けると、そのドアの大きさに驚き。スポーツカーをお借りすると荷室の狭さに閉口するのですが、GT63はそのようなことはなく。荷室も広く「このクルマ、いいかも」と、普段荷物が多い筆者は思わず笑顔になります。

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 慣れない左ハンドル車に心が再び折れそうに。一方、真っ赤な室内は派手なのに上品。このあたりがさすがプレミアムブランドと思わずにはいられません。

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 シートのうしろは荷室になっており、ブリーフケースなどを置くのに好適です。ちなみにオプション(26万2000円)で可倒式リアシートにチェンジできる模様。乗車定員は4名になります。

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