存在感たっぷりのシルバーのメタリックモデルは微妙に高め
ちなみに、カラーごとの価格差も気になる点だ。ブラックやブルーパープル、ネオンイエローの3モデルは2万1450円なのに対し、シルバーメタリックモデルだけは2万3100円と微妙に高めに設定されている。
素材の違いか、それとも生産数の差異によるプレミアム設定か。カシオ公式サイトには明言されていないが、シルバーのギラッとした質感は確かに視覚的インパクトが強く、わずかな価格差が心理的には“限定感”を醸し出す。
次の時代のG-SHOCK像を模索するための試みか
カシオの冒険心と創造力を素直に評価したい
今回のイガイガG-SHOCKのデザインには、数年に一度現れる「異端系G-SHOCK」の系譜を感じる。定番の丸型やスクエアフェイスをあえて外し、尖った個性を打ち出すモデルは過去の製品にも存在した。しかし、こうしたモデルが登場するたびに思うのは、それが単なる奇をてらった企画ではなく、「次の時代のG-SHOCK像」を模索する試みであるということだ。
G-SHOCKは、ときどきこちらが忘れかけた「驚き」を運んできてくれる。初見では「これは……」と首をひねり、気づけば予約しているという一種の魔力。ネット上ではその異形ぶりが一時話題になったものの、どうやら実売の状況は「話題先行型」だったようだ。まだ時代が追いついていないのかもしれない。
しかし、こうした飛び道具的なモデルこそが、過去にG-SHOCKをメジャー化し、ブランドの幅を広げてきたことは確かだ。大昔、モバイルPCの製品企画という仕事に関わっていた筆者には万人に向けた定番とは異なる、少数派の好奇心を満たす尖ったプロダクトに極めて惹かれる。この一本を、筆者は素直にカシオの冒険心と創造力の結晶として評価したい。

今回の衝動買い
・ANALOG-DIGITAL GA-V01 SERIES GA-V01-1AJF(https://www.casio.com/jp/watches/gshock/product.GA-V01-1A/)
・価格 2万3100円
・購入 ヨドバシ.com
T教授
日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
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