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T教授の「戦略的衝動買い」 第825回

Sharge社の充電ケーブル内蔵モバイルバッテリーを衝動買い

2025年05月03日 12時00分更新

文● T教授、撮影●T教授、編集●ASCII

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USB Type-Cに端子が統一されてきたことで
ケーブルが一体化したモバイルバッテリーが増えてきた

 最近はスマホだけではなく、ガジェットの充電や入出力ポートの多くがUSB Type-Cに標準化されてきた。

 そのおかげでパワーバンク(モバイルバッテリー)やUSB/ACアダプタでは80cm程度のUSB Type-Cケーブルを巻き取り機能としてインテグレートされた製品や、手提げフックのような短いUSBケーブルが取り付けられ、充電ケーブルを一緒に持ち歩かなくてもよい製品を見かけるようになってきた。

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すでにさまざまなモバイルバッテリーを衝動買いしてきた

 筆者はSharge(シャージ、Sharp Charge)社のモバイルバッテリーや充電器を、同社がクラウドファンディングを始めた頃から数多く愛用しており、今回は新しい「Pouch Mini」(ポーチミニ、39.99ドル)というモデルと「Flow Mini」(フロウミニ、5.99ドル)という2種類のモバイルバッテリーを衝動買いした。同時にバーゲンしていた同社の蛍光イエローのTyvek製トートバック(19.99ドル)も買ってしまった。

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2種類のモバイルバッテリーを入手

スマホに一体化できる「フロウミニ」
さらに容量2倍の「ポーチミニ」の両方を衝動買い

 ポーチミニ/フロウミニは当コラムで過去に紹介した(「急チャー対応、売れているらしい最大165Wのケーブル内蔵パワーバンクを衝動買い」)シャオミの「165W Power Bank 10000」と同様、本体から通称「豚の尻尾」と呼ばれる短いUSB Type-Cケーブルが生えたデザインだ。いずれもUSBポートはほかに1~2個あり、同時に複数の機器に給電が可能だ。

 まずフロウミニだが、こちらはスマホの一番下側にある充電ポートに本体上部に突起しているプラグ部分(USB-C2、Type-C)を挿入し、スマホとフロウミニを一体化して持ち歩ける軽量構造(100g)の製品だ。パッケージには取説とともに、USB-C2部分をiPhoneのLightningに交換できるオプションパーツも同梱されている。

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Lightning/USB Type-Cのスマホと一体運用できる「Flow Mini」

 フロウミニへの充電は、本体から生えてる短いUSB Type-Cケーブル(USB-C1)でUSB ACアダプタから給電を受けて行なう。バッテリー容量は1セルで5000mAhだが、定格容量は一般的な約6割前後の2800mAhだ。昨今の大容量バッテリーのスマホはゼロスタートだとフル充電できない可能性が高い。

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本体は一体型ケーブルを用いて充電する

 今回は筆者のメインスマホであるGalaxy S24 Ultraのバッテリー残量がちょうど10%になったときに、フロウミニをプラグインして充電開始してみたところ、102分後に81%まで達して、フロウミニ側の残量はゼロとなった。充電時間と充電量に関しては今回も「シンプルバッテリーグラフ」アプリを使用した。

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10%から80%までは約1時間40分。標準的なところだろうか

 もう一方のポーチミニも構造的にはフロウミニと同様だが、バッテリー容量もセル2個となり10000mAhと2倍大きく重量(210g)もあるので、スマホにドッキングして同時に持ち歩く構造にはなっていない。本体から生えた赤いUSB Type-Cショートケーブル以外に、Type-Aポートと2番目のType-Cポートの合計3ポートがあり、PD高速充電にも対応している。

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容量2倍のポーチミニ。こちらは一体型ケーブル以外にType-A端子も用意されている

 定格容量はフロウミニの2倍の5800mAh。ボタンの3秒長押し操作で低出力モードにも対応し、出力電流60mA未満のスマートウオッチやヘッドフォンなどの充電でも電源供給をシャットダウンすることなく充電作業を継続してくれるので、それらのユーザーにはありがたい。

 ポーチミニ本体への充電は本体付属のType-CケーブルもしくはType-Cポートからのみ可能だ。またポーチミニはPD高速充電対応しているUSB ACアダプタを使用することで高速充電が可能だ。またポーチミニでスマホなどの別デバイスに充電しながら、ポーチミニ本体に外部電源から給電を受けてのパススルー充電も可能だが、その際は安全優先で高速充電はされず5Vになる。

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スルー充電にも対応する

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