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メタ、Instagram売却の可能性 FTC裁判始まる

2025年04月14日 15時00分更新

文● @sumire_kon

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天秤のイラスト

 SNS大手メタは4月14日、米国連邦取引委員会(FTC)が同社に対して提起した反トラスト法(独占禁止法)訴訟の公判開始を受けて、コメントを発表した。

 本件は、FTCが10年以上前に承認した、メタによる「Instagram」と「WhatsApp」の買収の取消を求めるもの。同社によると、FTC側は承認取消の根拠として、両サービスの競合相手が「Snapchat」と「MeWe」に限定されていると主張しているという。

 これに対してメタは、両サービスは「TikTok」「YouTube」「X」などと競合関係にあると反論。2025年初めに米国でTikTokが一時ダウンした際、Instagramの利用が急増したことも引き合いに出し、FTCの主張には無理があるとしている。

 さらに同社は本訴訟について、FTCが買収を承認した後、当該企業が大きく成功した段階で承認を取り消し、企業解体へ持ち込む可能性を示していると主張。企業には「成功すると罰せられる」という認識を、納税者には数百万ドル(約数億円)の損害を与えているとした。

 FTCは、反トラスト法(独占禁止法)の遵守状況をチェックする米国の公的機関で、日本における消費者庁や公正取引委員会に相当する。

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