室内は上質でゆったりした空間に仕上がっている
室内は先行するクラウンシリーズを踏襲するものの、より上質な空間に仕上げられている。特にシートはかなり肉厚で、幅もゆったりめだ。
センターコンソールも、ほかのクラウンシリーズと同様。USB-Cは2ポート用意し、スマホトレイは差し込むタイプを採る。もちろんワイヤレス充電に対応。PHEVモデルにはエンジンを発電機として用いるチャージモードが用意されている。
ステアリングホイールは大きめで太め。イマドキのクルマらしくスイッチ類も多い。
メーターパネルはフル液晶で、輝度は高く明るい場所でも見やすい。インフォテインメントはホカのトヨタ車と同様で使いやすかった。
パワートレインでキャラクターが異なる面白さ
少し走らせてみたところ、ちょっと転がしたレベルでもHEVとPHEVではかなりキャラクターが異なる。HEVは足が柔らかめであり、パワーはそこそこで、穏やかな性格となっている。一方、PHEVはステアリングは重く、サスも少し硬めのスポーティーな印象。パワーも十分で、最近のトヨタ車らしいクルマが走りたがっている印象を受けた。
このキャラクターの違いを開発責任者の清水氏に尋ねると「まず車体重量(PHEVの方が200kgほど重たい)や出力が異なりますよね。また、PHEVモデルはリアコンフォートなどいくつかセッティングモードを持たせていますが、HEVは1種類のみです。ですので異なる味付けをしています」とのことだった。

この連載の記事
-
第505回
自動車
「GT-R」と「Z」、選ぶならどっち? 40周年のNISMOが手掛けるロードカーにあらた唯が触れる -
第504回
自動車
最新世代のポルシェ「911」とEVの「タイカン」を乗り比べたらタイカンが圧倒的に恐怖だった -
第503回
自動車
今スポーツセダンを求めるならアルファ・ロメオ「ジュリア・クアドリフォリオ」を強くオススメする理由 -
第502回
自動車
車購入初めての20代女性に「アルト ラパンLC」がピッタリな5つのポイントと2つの微妙 -
第501回
自動車
初めてのMTでも安心! 小さなぜいたく「N-ONE RS」のMT車をオススメする3つの理由 -
第500回
自動車
612馬力の超弩級SUV「Mercedes-AMG GLE63 S 4MATIC+」はクルマのジキルとハイドだ! -
第499回
自動車
BMWが誇る最上位SUV「XMレーベル」は手に余る性能のスーパーSUVだった -
第498回
自動車
ルノースポール最後の「メガーヌR.S.ウルティム」の魅力をシビック TYPE-Rと徹底比較 -
第497回
自動車
Hondaの「N-BOX JOY」はコダワリの詰まった内装と使い勝手が良くてドライブが楽しくなる -
第496回
自動車
Hondaの「N-BOX JOY」はアクティブにアウトドアを楽しむための人のための軽自動車 - この連載の一覧へ