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RTX 50シリーズも余裕で入る、理想の1台を組み立てよう!

“こうだといいな”を多数実現したPCケース「FRAME 4000D」、色々細かく変えられるモジュール式に注目!

2025年02月20日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●八尋/ASCII

提供: CORSAIR

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ハイエンドPCも組みやすい「FRAME 4000D」

パソコンのデザインが気になりだしたら、PC自作に挑戦しよう!
CORSAIRの「FRAME 4000D」で自分だけの1台を!

 ほしいスペックのパソコンを手に入れるなら、BTOパソコンを買うのが近道。最近はモデルが豊富に用意されているうえ、カスタマイズできる範囲も広く、静音性にこだわりたいとか、デザインに凝りたいといった場合でも、好みの1台を見つけやすくなっているからだ。

 しかし、パソコン利用歴が長くなってくると、あれこれこだわりたい部分が出てくる。こういったBTOパソコンのカスタマイズだけでは実現できない、自分だけの好みに気づいたのなら、PC自作への入門時といえるだろう。

 といっても、最初から完全自作はハードルが高いため、既存PCのパーツ交換から始めるのもありだ。メモリーやSSDの増量、ケースファンの入れ替えあたりから始めるのがいい。慣れてきたら、ビデオカードやCPUの換装といった、パソコンの性能を劇的に向上させるアップグレードにチャレンジしてみよう。

 このあたりで手元のPCパーツを眺めてみると、「あれ?ケースと電源ユニット、あとマザーボードを用意すれば、もう1台PCが作れるのでは?」と気づくだろう。ここまでくれば、立派な自作PC沼の住人だ。

 さすがにこれは冗談だが、パソコンそのものに興味が出てくれば、自作PCにチャレンジしてみたくなるのは不思議ではない。

 そんな、自分だけの1台を作ってみたいと思っている人に紹介したいPCケースが、CORSAIRのモジュール式ミドルタワーケース「FRAME 4000D」だ。

InfiniRailファン取り付けシステムに注目
パネルは3DYパターン採用で通気性アップ

 「FRAME 4000D」は、Mini-ITXからE-ATXまでのマザーボードに対応した、ミドルタワーPCケース。メッシュを多用した構造になっており、複数のケースファンを使って冷却性能を高めやすいモデルだ。

 そのため、静音パソコン向けというよりは、高い冷却性能が必要となるハイスペックパソコンに向いたケースといえるだろう。

 最大の特徴は、使いたいパーツや構成に合わせ、細かな部分を変更していけるモジュール式となっていること。通常なら、PCケースに合わせてパーツを選ばなくてはならない部分も、ケースの方をパーツに合わせ、組み替えられるのだ。

モジュール式というユニークな構造を採用

 とくによく考えられているのが、ファンの取り付けシステム。よくあるPCケースでは、フロントの吸気ファンのサイズは固定、もしくは、多少不格好になるのを前提に複数サイズに対応している。これは、サイズによってネジ止め位置が物理的に異なるためだ。

 これに対しFRAME 4000Dでは、「InfiniRailファン取り付けシステム」を採用。ファンの取り付けにスライド可能なレールを使うことで、複数サイズのファンへと対応しているのだ。

 まずは天面部分を見てみよう。

天面パネルを外すと、スライド部が見える

 普段は天面のパネルで隠れているが、これを外すと、その下から2つのポジションに変更可能なレールがある。このレールは手前から奥まで真っ直ぐ伸びており、横へスライドして幅を変えられるようになっている。

 固定具のネジを緩め、使いたいファンのサイズに合わせてずらし、再び締めれば調整完了。PCケースに合わせてファンサイズを選ぶのではなく、ファンサイズに合わせてPCケース側を調整できるわけだ。

レールは手前と奥の2ヶ所に固定具があり、これを緩めるとスライドできる

 もう1つは、前面パネル部分だ。前面パネルは簡単に取り外しが可能で、内側のフィルターの掃除も楽に行なえる。この前面ファンの取り付け部分にも、InfiniRailファン取り付けシステムが採用されている。

 ちなみにこの前面パネルのデザインは、3DYパターンと呼ばれるものを採用。これにより、スムーズな空気の流れを確保し、全体的な冷却性能を最大12%向上させているというのだから面白い。なお、素材は丈夫なスチールとなっており、高級感を醸し出してくれる点でも優れている。

パネルとフィルターを取り外すと、ファンにアクセスできる

トップパネルやサイドパネル下部分の通気孔は、3DYパターンと呼ばれるデザインを採用している

 前面の吸気ファンは、120mm~200mmまで対応するため、取り付け方が少々特殊。直接レールにネジ止めするのではなく、ツメの付いたプラスチックの固定具を使ってネジ止めするようになっているのだ。

ファン固定具。レールを挟むツメと、ファンをねじ止めする部分がある

 レールとはツメで挟むだけでも固定できる。こうしておくと、少し力をかけるだけで上下にスライドできるため、好みの高さに調節しやすい。

固定具のツメでレールを挟んだところ。これだけでも、そこそこしっかり固定される

 少々イレギュラーな使い方だとは思うが、ツメで挟むだけにしておくと、組み立て中のファン位置調整や、最終的にファンの組み合わせをどうするかといった試行錯誤中の仮止めができ、非常に便利だった。もちろん、固定具をレールにネジ止めすることもできるので、調整後はネジでしっかり固定するといいだろう。

 この天面と前面のファン取り付け部は、120mmファンであればどちらも3基まで搭載できる。つまり、簡易水冷クーラーのラジエーターも、360mmの大型のものが利用できるのだ。

 取り付け位置が複数あれば、レイアウトの自由度が上がる。つまり、それだけ組み立てにこだわれるわけだ。

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