最高の画質&フレームレートで遊びたい人にとっては福音である
GeForce RTX 5090をゲーム15本で検証、DLSS MFGでRTX 4090を圧倒!!
2025年01月28日 10時00分更新
「S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl」
S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobylでは、画質は「ウルトラ」、DLSS は「クオリティー」およびフレーム生成も追加。ゲーム中最初に到達する拠点内において、一定のコースを移動した際のフレームレートを計測した。
フルHDではRTX 5090とRTX 4090の平均フレームレートが横並びで、解像度を上げるほどに差が開くという点はこれまでの検証と同じ。最低フレームレートの出方が厳しいのは、このゲームの設計の問題と言えるだろう。
RTX 5090のTBPは4Kでも平均400Wを割り込んでいる。RTX 5090のフレームレートは4Kで平均140fps以上出ているのだから、エントリーGPUで4Kを動かしてTBPが下がるのとはわけが違う。このゲームにおいてフレームレートが出せない理由は、GPUにキッチリと仕事を渡せていないと解釈していい。
「Dead Space (2023)」
ここから先はレイトレーシングを利用したゲームでの検証となる。まずは、リメイク版のDead Spaceから。画質は最高設定(RTAO含む)、DLSSは 「クオリティー」とした。シナリオ序盤で訪れる無重力ハンガーエリアを移動する際のフレームレートを計測した。
フルHDではRTX 4090に負け、WQHD以上で盛り返すパターンである。4KではRTX 4090に対し、平均フレームレートで約22%上回っているが、最低フレームレートでは12%程度と上がり幅が鈍い。Dead Space (2023)では非常にCPU負荷が高く(消費電力が高くなる)、CPU側が律速になっている結果と考えることもできる。
CPUが律速説はRTX 5090のTBPが4Kでも500Wを割っているという点からも補強できる。
「Indiana Jones and the Great Circle」
Indiana Jones and the Great Circleは、RTX 4090が推奨とされる画質「究極」設定とし、パストレーシングを使用した状態で検証した。DLSSは「クオリティー」、フレーム生成も有効化。マップ「サンタンジェロ城」内の一定のコースを移動した際のフレームレートを計測した。
類を見ない超重量級ゲームなので、RTX 5090ではどうなることやらと期待していたが、平均フレームレートは4KでRTX 4090の約20%増にとどまった。ただし、製品発売後にアンロックされるDLSS FGのオーバーライドでMFGを効かせることで、RTX 5090が劇的に優位に立つことを期待したい。
TBPやその傾向に関しては、これまでの検証と大筋で一致している。
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