コーエーテクモゲームスが2025年1月17日に発売予定のタクティカルアクションゲーム「真・三國無双 ORIGINS」[PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam)]。
バトルの一部を楽しめる体験版が2024年11月22日に配信され、「すごく楽しい!」「歯ごたえアリ」と話題になっている。ここではPS5版のプレイレポートをお届けしよう。
●雑魚戦は従来の無双、武将戦は急に“死にゲー”化するサプライズ
「無双」シリーズと言えば、有名な武将の1人となってワラワラと群れている軍勢に突っ込み、なぎ倒す「一騎当千」アクションが最大の特徴。軍勢同士の戦いを個のチカラで左右する爽快感は、武の英雄になったかのような気持ち良さを覚えられる。
本作でもその爽快感は健在。地面が見えないほど密集した兵士たちの群れを、弱攻撃+強攻撃の組み合わせで派生する無双アクションでバッサバッサと切り払っていく。
対して、体力ゲージの上に名前(役職)のついた敵は強い。こちらの攻撃でひるまないことも多く、大ダメージをともなうアクションを使ってくる。こうした敵は“外功(がいこう)”というゲージを持っており、それを削ると体勢を崩し攻撃のチャンスを作れる。
つまり、雑魚と同じように攻めかかると手痛い反撃を受けるので、武将戦では「相手の攻撃を弾き返し(いわゆるパリィ)か見切りでいなしてからカウンターを決める」という、死にゲーのような戦い方をする必要があった。
白く光る攻撃はガード、オレンジ色は発勁(はっけい)という武芸(スキル)でキャンセル、赤色は回避に専念といった具合だ。見切り(ジャスト回避)を決めると武芸を使うための闘気を獲得できる。
これらのアクションは従来の無双シリーズより難易度が上がったと感じる一方で、単調な戦いになりにくいのでメリハリがついた、と評価できる。名のある武将からは一騎打ちの名乗りを受けることもできるし、無視してタコ殴りにしてもいい。
また、プレイヤーは戦場をスローモーションにして見下ろす「霊鳥の眼」の最中に任意のボタンを押すと、護衛兵に「戦法」を指示できる。これが非常に頼もしく心強いシステムだった。
初期状態では固まって一直線に走る「突撃」、狙った場所に矢を放つ「斉射」、任意の相手を取り囲む「包囲陣形」などを指示できる。個のチカラだけでなく、仲間のチカラも駆使するあたり“将”としての要素を感じられて◎。
いっぽうで個の働きにより、各戦域の優勢・不利が決まるのはとても楽しい。1ヵ所でモタモタしていると、ほかの戦域でバタバタ味方が倒れていくのが割と絶望感あって良いと感じた。強くなった暁には「全員救う」猛者プレイもできると思うと、製品版が非常に楽しみになってくる。
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