スペースデータは11月7日、国際宇宙ステーション(ISS)をデジタル上に再現した「バーチャル国際宇宙ステーション」を、全世界に無償で公開したと発表。PC(Steam)にて「ISS Simulator」として配信中だ(無料)。
・Steamストア
https://store.steampowered.com/app/3239970/ISS_Simulator/
「ISS Simulator」は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の協力による実データを基にして制作されたもの。ISSの3D空間や実際の船内の環境をデジタル上に再現している。
実際にプレイすると、球状のアバターで船内を自由に探索できた。ISSの中は完全な無重力ではなく、微小重力や気流が発生するため動くのにコツがいる。
マウス&キーボードでも操作できるが、Xboxコントローラーにも対応している。日本語の解説などはとくに無かった。
また、本作はこれまで限られた人や専門家のみがアクセス可能であった宇宙空間を世界中の人々に開放し、あらゆる産業の宇宙事業への参入を促進することを目的として公開された。
ゆえに、作品の主な目的は「鑑賞」であり、とくにミッションなどのゲーム性は用意されていないので、留意してほしい。
ISS内では日本の実験モジュール「きぼう」も見学可能。ここには「静電浮遊炉」なるものがあり、最先端の実験が行われているという。
内部の見学だけでなく、宇宙服を着て外に出ることもできた。コントローラーなら「ビューボタン」、キーボードなら「Tab」で中と外を切り替えられる。
ISSは、約108.5m×72.8mとほぼサッカー場ほどの大きさとなり、質量は約420トンになるという。さすがに内部をすべて回れるわけではなさそうだが、興味があればダウンロードしてみてはいかがだろうか。
【ゲーム情報】
タイトル:ISS Simulator
ジャンル:シミュレーション
配信:スペースデータ
プラットフォーム:PC(Steam)
配信日:配信中(2024年11月7日)
価格:無料
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