アップルは低価格版Vision Pro向けに、より低解像度のディスプレイの採用を検討しているという。台湾メディアDigiTimesが9月25日に報じた。
同紙によると、アップルはより手頃な価格のMR(複合現実)デバイスを開発するために、製造コスト削減を目的に1500PPIのピクセル密度の有機ELディスプレイの搭載を計画しているという。
実際、韓国メディアThe Elecによると、日本のジャパンディスプレイ(JDI)がアップルに約1500PPIの有機ELディスプレイのサンプルを提供したそうだ。
また、JDIが提供したサンプルはガラスコア基板(GCS)有機EL技術を使用しており、現行のVision Proで採用されているOLED-on-Silicon(OLEDoS)ディスプレイとは異なる技術だという。
これにより製造コストを大幅に削減しつつ、高品質な視覚体験を提供できる可能性があるとのことだ。
なお、DigiTimesによるとこの低価格版Vision Proの開発はまだ初期段階にあり、量産開始まで2〜3年かかる可能性があるという。これは以前の予測である2025年後半の発売よりもかなり遅れることになる。

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