OpenAIは5月30日、同社のチャット型AI「ChatGPT」無料版ユーザーに向け、制限付きながら最新の大規模言語モデル「GPT-4o」および、これまで有料版ユーザーしか利用できなかった多くの機能を公開した(発表時のニュース記事)。
情報がとても多いので、今回の変更で無料版ユーザーは「なにができるようになったか」、そして「なにができないのか」を使い方中心にまとめた。
1. GPT-4oは回数制限あり
チャット型AIアプリの心臓とも言える大規模言語モデル(LLM)、これまで無料版ユーザーは「GPT-3.5」という旧世代モデルしか利用できなかったが、今回の変更で回数制限(具体的な回数は明記されていない)はあるものの、最新モデルのGPT-4oが使えるようになった。
GPT-4oの利用に特に設定などは必要なく、無料アカウントにログインして普通に質問すればOK(使い方はちょっとわかりにくいのでこちらの記事を参照)。
本当にGPT-4oが使われているかを確認するためには、生成された回答の末尾にあるアイコンにカーソルを合わせる。
しっかり「賢くて早い」GPT-4oが使われていることがわかる。
GPT-3.5に変更することもできるが、どのみち制限が来れば勝手に変わるのであえて変更の必要はないだろう。
なお、回数制限だが当初は5時間あたり10件と言われていたが、あくまでこれは基準のようで、実際には10回以上質問を受け付けてくれることが多い。
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