ソニー「Xpeira 1 VI」
ソニーが新製品「Xpeira 1 VI」を発表した。
これまで5世代に渡って4Kディスプレー、21:9というアスペクト比を貫いてきたが、今回はフルHD+の19.5:9に生まれ変わった。
正直、最初にその話を聞いたときには「これまでのソニーとしてのこだわりはどこに行ってしまったのか」と、嘆いてしまったが、体験会などで担当者の話を聞いたり、実際に触っていくうちに納得感が出てきたのであった。
「21:9」にこだわってきたソニー
Xpeira 1が初めて登場したのは2019年のMWCだ。
ソニーとしては来たる5G時代に向けたスマートフォンとして、Xperiaをフルモデルチェンジさせてきた。5Gの普及によって、動画配信サービスの利用が増えると予想し、21:9という縦長ディスプレーにより、映画コンテンツを画面いっぱいに楽しめるというコンセプトを打ち出してきたのだ。
しかも、他のスマートフォンメーカーがインカメラをディスプレーに配置する際、パンチホールを開けたり、画面に切り欠きを入れるなどしてきた中、Xperiaは頑なにフチの部分にカメラを内蔵させ続けてきた。
当時、ソニーモバイルコミュニケーションズの社長だった岸田光哉氏は「映画は我々ソニーグループにとって大切な存在。クリエイターの映像表現を最大限、尊重するため、画面に穴を開けることは絶対にしない」と力説していたほどだった。
この連載の記事
-
第219回
トピックス
「ドコモ銀行」どう実現? 住信SBIネット銀買収の観測も -
第218回
トピックス
みずほ、楽天に助け船 ドコモは三菱UFJとタッグの可能性も -
第218回
トピックス
なぜグーグル「Pixel」はカメラが横並びなのか -
第217回
トピックス
シャオミ台数急増 理由は安くても品質に自信大 -
第216回
トピックス
総務省の“アップルつぶし”か スマホ下取り価格規制 -
第215回
トピックス
クアルコム、経済圏拡大に“邪魔者” アームとの対立深まる -
第214回
トピックス
ドコモよりauとソフトバンクの体感品質が上がっている事実 -
第213回
トピックス
総務省がソフトバンクを刺しに来た? もう割引規制なんて撤廃すべきだ -
第212回
トピックス
「折りたたみスマホ」いまだに低調 欲しいと思える「何か」が足りない -
第211回
トピックス
KDDIローソン、狙いは“学生” 「無料ギガ」と「吊るし」でアピール -
第210回
iPhone
アップル「iPhone 16」シリーズ、オススメはこの2つ - この連載の一覧へ