このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

新車を買った情報2024 第131回

自転車の未来の最後尾が見えるミリ波リアビューレーダー

2024年05月26日 07時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

やはり気になるバッテリー問題

 で、ちょい乗りの際に私がやっているのが、スマートウォッチとの組み合わせ。もはやガーミンの回し者の誹りを受けてもやむを得ないのですが、最近「Venu 3」を買いまして、なかなか便利に使えております。自転車用なら「Forerunner」だろうという声もあるでしょうが、業務上必須なスマホの着信には応答できるし、ナビケーション機能がないだけで心拍計は内臓しているし、パワーメーターやスマートトレーナーと接続できるし、ライトやレーダーとも接続できるというほぼサイコンのような腕時計。買って良かった。

 これも画面と音とバイブで車両接近を伝えてくるのですが、腕に巻いた状態では画面も見えないし音も聞き取りにくいですから、やはりアラートの主役はバイブです。そしてバッテリーの消費が激しい。だからちょい乗り専用なんですな。

 こうなると安全装備の問題は電力問題でありましょう。何より電動シフト、サイクルコンピュータ、リアビューレーダー、全部電源がバラバラなのが面倒くさい。それぞれにUSBケーブルを接続して充電しなければならないし、それぞれのバッテリー残量を気にしながら走るのも楽しくない。

 先に触れたリアビューレーダーを装備したキャノンデールのシナプスカーボンは、テールライト、ヘッドライト、レーダーをひとつのバッテリーで共有するシステム「SmartSense」の搭載が売りでした。この先、eBikeが主流になってくれば、電源の共有化のような単純な部分から電装系の統合が進むかも知れません。

 となると自動車の車両制御システムをボッシュのESPが握っているように、自転車のそれもどうなるのかは気になるところ。だけど今日はサイクリング日和なのでまたいずれ。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ