次に、JAFと共同で事業共創に取り組んだ4社が登壇。
1社目は自由視点映像やマルチアングル映像の配信システムを提供する「AMATELUS」。同社はさまざまなアングルでの映像配信を行なう「Swipevideo」を活用した、スーパー耐久シリーズのマルチアングル配信を提案。同社の篠原敏也COOは、「多くの人にSwipevideoを活用したレース映像を楽しんでもらえると確信している」と話した。
電動マイクロモビリティーのシェアリングサービスを展開する「Luup」が登壇。モータースポーツシーンへの新たな来場手段として電動マイクロモビリティーを提案し、GHG排出量削減や地域活性化貢献などを提案した。JAF開催のイベントでは、電動マイクロモビリティーの無料クーポンを配布し、2日で合計300回の送客を実現。同社の鈴木尉大氏は、「インフラとしての発展的な活用方法の可能性を感じた。多くのスポーツ施設の課題である会場アクセス難の解決手段として提供したい」と話した。
3社目の「Virtual Motorsport Lab」は、自動運転のソフトウェア人材育成とモータースポーツ認知度の向上施策を目的に、中高生を対象とした「自動運転の技術を競うレース」を実施した。大会には174人が参加。自動運転やITについて学べるだけでなく、自動車やモータースポーツに興味を持ったという参加者が多く、「モータースポーツ認知度の向上」にも成功。山下洋樹代表は「より本格的な大会の実施や、教育プラットフォームやパートナー企業の拡大。将来的には世界選手権を開催したい」と展望を語った。
最後は「テレビ東京」が登壇。同社はテレビ東京のファンコミュニティを形成し、ファンエンゲージメントの向上に取り組んでおり、同じようにモータースポーツのファンコミュニティーの形成を提案。eモータースポーツリーグである「UNIZONE」のファンコミュニティを、テレビ東京が持つアセットを活用して広げることで、エンゲージメントのアップ。さらに認知拡大を目指すとしている。