アップルのARグラス「Vision Pro」でスマホの次がハッキリ見えた! 「WWDC23」特集 第34回
約50万円のアップル「Vision Pro」予約にいたった経緯を解説する(西田宗千佳)
2024年01月20日 17時00分更新
iPhone2台体制で臨むもすんなり完了
さて、予約開始である。
手元には2台のiPhone(普段使いのiPhone 15 Pro Maxと、検証用に残しているiPhone 14 Pro Max)を用意。片方は日本アカウント+USのApple Store、もう片方はUSアカウント+USストアの状況にして、22時を待った。
さて。時間になると、(あくまで主観だが)混み合うこともなくストアにアクセス。日本アカウントの方で進められたので、基本こちらを使った。
最初にしたのは顔のスキャン。これは6月の体験時より簡便化されていて、首を上下左右に振るだけですぐ終わる。
次に「インサートレンズ」の話になる。「メガネをつけているか」「コンタクトをつけているか」などの項目が出てくるので、基本Yes/Noで答えていく。
Vision Proは他のHMDと違い「メガネをつけたまま使う」設計になっていない。また、アイトラッキングとの相性の問題から、ハードコンタクトレンズも使えない。
なので、「インサートレンズをメガネに合わせて作る」か「ソフトコンタクトレンズを使う」のか、といった選択が必要になる。インサートレンズは149ドル(およそ2万2000円)。同時に注文はするが、あとでメガネの処方箋をアップロードする形式だ。
アメリカの場合、メガネの購入には医師の処方箋が必要になるのが基本。その流れに乗ったものだが、日本の眼鏡店のように気軽にはいかない。なお、日本の眼鏡店の処方箋をアプロードしてみたが認識でエラーが出たので、正式な処方箋でないとダメである模様だ。
また、インサートレンズが変わるとレンズと目までの距離も変わるため、フェースパッドやバンドも変更になる可能性がある。そうすると別売で買い直す必要が出てきて、それぞれ199ドル(およそ2万9500円)と高価になっている。
だからできるだけ、この時点で正確な情報を入力しておいた方がいいだろう。
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