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OpenAIアルトマンCEO復帰で決着。解任された理由は謎のままですが

2023年11月22日 16時30分更新

文● 田口和裕

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OpenAIによるサム・アルトマン氏復帰の投稿

 OpenAIは11月22日15時(日本時間)、CEOを解任されていたサム・アルトマン氏が再びCEOとして同社に復帰することを発表。あわせて、ブレット・テイラー(Bret Taylor)氏、ラリー・サマーズ(Larry Summers)氏、アダム・ダンジェロ(Adam D'Angelo)氏を新たな役員として迎えることで基本合意に達したと発表した。なお、現時点でOpenAIは解任を含めた一連の出来事についての説明を一切していない。

ブロックマン氏も復帰

 新たな役員として迎えられたブレット・テイラー氏は、Google Mapsの共同開発者であり、メタのCTO、Salesforceの共同CEOとしても知られる人物。退任したグレッグ・ブロックマン氏の代わりに議長も務める。

 ラリー・サマーズ氏はハーバード大学の学長、米国の財務長官などを歴任した経済学者。騒動の前から継投するアダム・ダンジェロ氏はQuoraの創設者だ。

 一方、アルトマン氏と共に取締役会から解任されたグレッグ・ブロックマン氏も「OpenAIに戻ったので今夜もコーディングするぜ!」と復帰を明らかにしている。

 アルトマン氏はOpenAIの発表を受け、「私はOpenAIを愛しています。この数日間、私がしてきたことはすべて、このチームとその使命の維持のためです。日曜日の夕方、マイクロソフトへの移籍を決めたとき、それが私とチームにとって最善の道であることは明らかでした。新しい取締役会とサティア・ナデラ氏のサポートによってOpenAIに戻り、マイクロソフトとの強力なパートナーシップを構築することを楽しみにしています」とXに投稿した。

 なお、過去にOpenAIの役員も努めていたイーロン・マスク氏はこの投稿に対し「Microsoft Teamsはどうだった?Google Meetよりよかったか?」と皮肉を込めたレスを返している。

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