東京モーターショーの頃から、パーソナルモビリティの展示はあったものの、今回のジャパンモビリティショーでは来場者が広い場所で試乗できる機会を設けているほか、「Tokyo Future Tour」では、それらのパーソナルモビリティを使ったショータイムを設け、実際の動きを確認できる。
◆Tokyo Future Tourのショーで利用シーンや動きを確認
Tokyo Future Tourでは、トヨタの「C+walk T」「C+walk S」、ヤマハの「TRITOWN」をはじめ、ショーによって異なるパーソナルモビリティを使って利用シーンを提案している。ショーは定期的に開催され、ブース内をパーソナルモビリティなどに乗った演者が自在に動き回る。
演技をするくらいなので、パーソナルモビリティの動きは活発。試乗でゆっくり乗るよりも、坂道あり、手放しありのプロの演技を見ていたほうが、パーソナルモビリティの可能性を感じることができる。
なかにはスケボーを自在にあやつる演者もいて、これも人力ではあるが、パーソナルモビリティの一種なのか? と思わせてくれる。ちなみにパーソナルモビリティが走り回る「LIFEコーナー」では、JR東日本の水素で動く電車「HYBARI」(ひばり)の実車を持ち込み、電車の周りもパーソナルモビリティが走り回る。まさにさまざまなモビリティの共演を見ることができるのだ。
◆パーソナルモビリティが会場を動き回る
会場には次世代型電動車椅子「WHILL」の貸出コーナーが2ヵ所あり、一般来場者がWHILLを使って会場内をまわることができる。WHILLの場合、最初に操作説明を受ければ、あとはWHILLのスタッフが付き添うことなく、来場者が単独で人の多い会場内をまわることができるほど完成度が高く、安全性の高いパーソナルモビリティと言えそうだ。
WHILLの貸し出しはジャパンモビリティショー会場だけではなく、東京ビッグサイトに隣接するお台場地区でも会期中、4ヵ所で貸し出しをしている。
また、ブース内を動きまわる様子を見ることができるパーソナルモビリティはホンダの「UNI-ONE」。以前からホンダのイベントではおなじみで、ブースのスタッフがUNI-ONEに乗ってブース内を動き回ってる様子を間近で確認できる。
◆試乗できる車種は豊富
西展示棟西2ホールの試乗コーナーに提供されたパーソナルモビリティは、歩行者と同じくらいの速度で移動する「低速タイプ」と「15km/h」の自転車程度のものの2つのカテゴリーに分けて開催している。
広大な特設コースが用意されているが、試乗の際はネット予約が必要。ジャパンモビリティショーのウェブサイトの「主催者プログラム」の「試乗プログラム」からアクセスでき、予約できる。予約は試乗時間の3時間前から受け付け、試乗場所でキャンセル待ちも受け付けている。
なお、試乗に提供される車両は以下のとおり。興味があれば、ぜひ乗ってみてほしい。
●パーソナルモビリティ(低速)
- WHILL
- カスタムジャパン eXs1TKG
- スズキ KUPO
- ホンダ UNI-ONE
- トヨタ C+walk S(座り乗りタイプ)
- トヨタ C+walk T(立乗りタイプ)
●パーソナルモビリティ(15km/h)
- glafit 電動サイクル
- ブレイズ KICKBOARD EV Basic
- 長谷川工業 KS6 PRO
- カスタムジャパン eXs1
- カスタムジャパン eXs1TKG
- カスタムジャパン eXs2
- ヤマハ TRITOWN
- 正解 LAIL グレードL
- SWALLOW FIIDO-Q1S
- SWALLOW ZERO9 Lite
- ホンダ SmaChari搭載車 RAIL ACTIVE-e
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