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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第368回

新型プリウスはただのエコカーにあらず! スポーティーな外見と走りでオールマイティーな存在に

2023年10月01日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●寺坂ユミ(@129Ym_afilia)編集●ASCII

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◆エコだけじゃなく運転も楽しいプリウス

プリウス

 プリウスというと、多くの方はエコカーのイメージを持たれるのでは? スタッフ一同、走りよりも「燃費はどれだけ行くのか」という点に興味を抱いていました。ですが、ステアリングを握った誰もが良い意味で混乱。いわゆるエコカーでイメージする「ただの動く乗り物」ではなく、「積極的に運転を楽しむ」クルマに仕上げられていたのです。

プリウス

 セダンのような、少し柔らかな乗り心地の中に、スポーティーさが垣間見える。言い換えるなら、スポーツセダンほどガチじゃなく、コンフォートとスポーティーの間、というと伝わるでしょうか。そのあんばいが実に見事。

 それは演出面でもいえて、普通に走っている時は静かなのですが、踏めばパワーユニットからイイ音が聞こえてくる。スポーツモードにセットすると、さらに楽しさ倍増。「プリウスって、こんなに奥深いクルマだったのか」と、舐めてかかっていたことを猛省した部員たち。ゆみちぃ部長も「これイイクルマですね」と賛辞を送ります。

プリウス

 トヨタのハイブリッドは、とかく燃費がイイという印象です。期待の燃費ですが、リッター20km程度と、同クラスのほかのハイブリッド車と同程度でした。走り方や高速道路の比率などで大きく変わるので、あくまでもご参考までに。ちなみにカタログをみるとWLTCモードで26.0km/L~32.6km/Lということなので、ASCII.jp自動車部の面々は、かなり環境に優しくない走りをしていたのかもと反省。

 逆にいえば、アクセルを踏みたい気分にさせるクルマなのです。それはクルマの形状にも表れているようにも。そのカッコいい形は単なる見た目だけでなく、高速道路の風切り音が少なく、車内での会話がしやすいところに魅力を感じた次第です。

プリウス

 「プリウスのイメージが変わりました」というアイドル部長。新型プリウスの登場は、ハイブリッドを「環境に優しいエコカー」から「環境性能はそのままに、もっと楽しいクルマ」にシフトさせたように思います。真の意味で「21世紀に間に合いました」というのは、このプリウスで到達したような、そんな気がしました。

プリウス

寺坂ユミ(てらさかゆみ)プロフィール

 1月29日愛知県名古屋市生まれ。趣味は映画鑑賞。志倉千代丸と桃井はるこがプロデュースする学院型ガールズ・ボーカルユニット「純情のアフィリア」に10期生として加入。また「カードファイト!! ヴァンガード」の大規模大会におけるアシスタント「VANGIRLS」としても活躍する。運転免許取得してから上京後は一切運転していないが、最近は自動車にも興味を抱く。こだわりが強く興味を抱くとのめりこむタイプであることから、当連載で、お気に入りの1台を探す予定。

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