◆シートはソファーのようにフカフカ
運転席まわりをチェックしましょう。ダッシュボードにはシートと同じファブリックが貼られ、明るくカジュアルな雰囲気。「フランス車って、過度な装飾とかないんですね。でも素材感が安っぽくなくてオシャレ」と、ここでもガールズハートをキャッチ。シートは電動ではありませんが「ソファーみたいでフカフカ。今までそういうクルマってなかったなぁ」と感心しきり。キルティングのような表面は好みがわかれますが「ステッチがほかのクルマとは全然違いますね。レザーとファブリックの使い方も面白いです」と興味津々。アームレストは小さくて頼りないように見えますが、意外としっかりとした造りだったりします。それでは細かく見ていきましょう。
まずは助手席から。「ダッシュボードに小物トレイがあると、軽自動車っぽいですね」とズバリ。ちなみにスマホが置けるかとおもったのですが、ちょっと奥行きが足りない様子。そんな彼女が一番気になったのは足元にある発煙筒。「足にあたって邪魔です。横にしてほしいです」と、かなり気になった様子。続いて運転席をチェック。
エアコンダクトの下にナビ画面が置かれているため、前方視界は良好。メーターパネルはオーソドックスな指針式で、中央にインフォテインメントLCDを置くタイプ。水温系、燃料計も指針式なのはイマドキ珍しいかもしれません。ダッシュボードは標準的な面積ですが、中央にスピーカーかマイクかワカラナイ物があるのですが、そこに「HIFI SYSTEM」と書かれているのは、なんかダサいなぁと思ったり。エアコンの温度設定などは、ほかのステランティス系フランス車と同じく、ナビ画面で操作。直感的な操作ができないので、信号待ちでいじるのはちょっと面倒ですね。
センターコンソールのエアコン温度設定がありそうな場所には、パッケージオプションの「グリップコントロール」が用意されていました。これは路面状況に合わせてパワートレインやブレーキを統合制御するもの。使う使わないはともかく、SUVらしい演出と受け取りました。ちなみにC3 エアクロスはFF車で、四駆の本格オフローダーではありません。なお、よく使うのが「スポーツモード」。これがワイヤレス充電対応スマホトレイ近く、シフトインジケーターの左側という押しづらい位置にあります。押してみると、メーターの色や表示が変わることはなく、小さくSの文字が出るだけ。老眼が始まった部員Kの目には厳しいものがありました。
この連載の記事
-
第491回
自動車
ボルボの電動SUV「EX30」は価格と性能のバランス良し! 乗って実感したオススメポイント5つ -
第489回
自動車
サーキット向けのアルピーヌ「A110S」はフランスらしいデザインと上質さで街乗りも楽しい -
第489回
自動車
アストンマーティン「DB12」はラグジュアリーと最高性能を両立させて究めた1台 -
第487回
自動車
Hondaのセダン「アコード」はすべてが適度でちょうどいい! 5つの魅力を紐解く -
第486回
自動車
これぞ王道! これぞ本流! BMWの魅力を凝縮したSUV「X5」は最高の1台と断言する -
第485回
自動車
1000万円対決! ポルシェ「マカンT」とアウディ「SQ5」似て非なる2台をあらた唯と徹底比較 -
第484回
自動車
日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞のHonda「FREED」の魅力と買いのグレードはコレだ! -
第483回
自動車
【ミニバン売れ筋対決】ホンダ「フリード」とトヨタ「シエンタ」の良いところと微妙なところ -
第482回
自動車
これがBMWの未来! フラッグシップEVの「iX」は乗り心地良すぎで動くファーストクラス -
第481回
自動車
アルファ・ロメオのハイブリッドSUV「トナーレ」はキビキビ走って良い意味で「らしく」ない -
第480回
自動車
独特なデザインが目立つルノーのクーペSUV「アルカナ E-TECH エンジニアード」はアイドルも納得の走り - この連載の一覧へ