小型軽量なので小柄な人も使いやすいゲーミングチェア「PINON」
最近ではゲーム関連以外のシーンでもたまに見かけるようになったゲーミングチェア。最初は好き者に向けた商品だと思われていたのだが、一般層へも少しずつ浸透しつつあるようだ。
さて、今回紹介するのはゲーミングチェアではおなじみのAKRacingの「PINON」だ。どんなチェアなのかを見ていこう。
一回り小さめのティーンエイジャー向けモデル
現在世に出ているゲーミングチェアのターゲットとなる年齢層はハイティーンからのものが多く、成長期を見越したサイズ感のものがほとんどだ。小学校高学年~中学生くらいの年齢層だと、市場に出ているゲーミングチェアのサイズはやや大きめで、体のサイズによってはうまく座れず、逆に体に負担になってしまう可能性がある。
その今まであまり注目を浴びていなかったターゲットに目を向けたゲーミングチェアが、今回紹介する「PINON」だ。
PINONはAKRacingのほかのモデルと比べると、基本的に一回りほど小さめな構成となっている。たとえば「Nitro V2」だと背もたれの幅は54.5cmなのだが、PINONの場合は52.5cmと若干小さめだ。また同様に、座面の高さの調整幅もやや低めに作られているのだが、女の子がターゲットとして想定されているPINON サクラピンクモデルでは、さらに座面が低くなっており、小柄でも地に足を付けて利用できるよう配慮されている。
“ゲーミング”と冠がつく製品となると気になるのがカラーバリエーションだ。PINONにはホワイト、スカイブルー、サクラピンクといった可愛らしい色合いから、クールな雰囲気のものやシックなカラバリまでを取り揃えている。筆者としては、サクラピンクだとほかのカラーとは異なり、キャスターベースにまでペイントされているのが気になった。
サイズは小さくとも性能はほぼ変わらず
ゲーミングチェアといえど、長時間利用していると体への負担は当然生じる。だが、PINONはそのダメージを最小限に抑えるため、腰椎を支えるランバーサポートや、首と頭を支えるヘッドレストが付属している。
とはいえ、緊張状態を維持しながらゲームを遊んだり、長時間の作業や勉学に励むと体だけでなく精神的にも疲労を感じてしまうだろう。そこでぜひ利用したいのが背もたれを最大150度まで倒すことができるリクライニング機能だ。座面底部(右側)にあるレバーを引くと背もたれを倒すことができ、そのままカラダを伸ばしたり、ちょっとしたシエスタ(昼寝)を決め込むことができる。
【まとめ】サイズが合うならオススメ!
買いやすいゲーミングチェアのエントリーモデル
以上がAKRacingのPINONとなる。普通のゲーミングチェアではサイズがちょっと大きい、と手を出せない要因になっている人にとっては最適なチョイスと言えるだろう。
価格は4万4800円と同社のゲーミングチェアの中では少し抑えめ。質実が伴ったチェアなので値段に見合った製品だと言えるだろう。